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2026.11.02 08:53

憧れの仕事で大幅減給を提示されたときに考慮すべき3つのこと

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1年半にわたる継続的なネットワーク構築、リサーチ、アプローチの末、社内のアジア地域部門でついに憧れの職を得ることができた(現在私は米国を拠点にしている)。これはずっとやりたかった仕事であり、数年前に会社がこのポジションを廃止したときには、もう手の届かない不可能な夢だと思っていた。会社がこのポジションを低い役職として復活させたため、面接プロセスで元の役職にアップグレードするよう要求した。しかし、提示されたオファーは決して満足のいくものではなかった。大幅な減給となり、最終的に提示された役職は元の求人よりは上だったものの、要望したものには届かず、現在の役職からも降格となる。代わりに交渉してくれる弁護士を立てており、より良い条件を引き出そうとしているが、現在の給与水準まで戻せるとは思えない。言い換えれば、憧れの仕事を提示されたものの、役職も給与も下がることになる。この仕事を引き受ける決断をした場合、長期的に見てキャリアを損なうことになるだろうか? これが本当に憧れの仕事である場合、どの時点で妥協し、受け入れるべきなのだろうか?
メディア幹部

メディア幹部氏が憧れの仕事を明確にし、主体的に追求した姿勢を称賛したい。過去18カ月間の「継続的なネットワーク構築、リサーチ、アプローチ」によって粘り強さ、ガッツ、レジリエンスが養われた。これらの強みは、次のステップだけでなく、今後のキャリア全体を通じて極めて重要な武器となる。さらに、最初に提示されたオファーに甘んじることなく、条件交渉を試みた点も称賛に値する。

筆者は以前、より良い条件を交渉する方法や、特にエグゼクティブ向けオファーの交渉について執筆してきたため、ここでは繰り返さない。代わりに、交渉してもそれ以上の成果が得られなかった場合にどうすべきかに焦点を当てる。憧れの仕事のためにどれほどの犠牲を払うべきなのだろうか? 憧れの仕事に大幅な減給が伴う場合に考慮すべき3つのキャリア上のポイントを紹介する。

1. この減給は現在の生活にどれほど影響するか

筆者のコーチングを受けたクライアントの1人は、投資銀行から教育業界へのキャリアチェンジを果たした。両業界の報酬体系には大きな隔たりがあった。しかし、このクライアントは両業界で管理職にとどまり、基本給自体は同等だった(投資銀行の報酬の大半は賞与が占める)。クライアントは基本給で生活し、賞与は貯蓄に回していたため、教育業界での「憧れの仕事」に就いても、現在の生活様式には全く影響が出なかった。投資銀行での高額な賞与はなくなったものの、その代わりに別の対価が得られた。それは、自身が重視するミッションに貢献できるやりがいや、毎日大好きな仕事ができる喜びだ。

キャリアチェンジが必ずしも収入減を意味するわけではないが、前述のクライアントのように給与水準の低い業界へ移行する場合や、給与の低い職種や地域へ移動する場合もある。このメディア幹部のケースでは、米国の本社からアジアの地域オフィスへ移動するため、それが給与差の一因となっている可能性があり、また確立された役職から新設(復活)された役職への移行であることが、低い役職名の理由かもしれない。現在の生活水準をどれだけ変更する必要があるだろうか? 減給や降格というデメリットは、新しい場所での新しい経験や、憧れの仕事を追い求めたという納得感によって、どれほど相殺されるだろうか?

2. 永遠に低い給料に固定されてしまうのか

別のクライアントは、誰もが知る有名企業からベンチャー資本のスタートアップへ転職し、その機会を得るために大幅な減給を受け入れた。基本給は以前の収入のほんのわずかであり、かつては確実だった賞与もアグレッシブな売上・成長目標次第となり、大企業ならではの充実した福利厚生やリソースも失われた。その職に就いて2年後、スタートアップは資金調達目標を達成できず、事業を停止せざるを得なくなった。しかし、このクライアントは別の有名企業(最初に退職した企業とは別の会社)へ、最初の有名企業時代よりも高い給与で転職することができた。

給与が下がったとしても、それが前職とは本質的に異なる職種である場合、クライアントの例のように、低い給与は「あなた自身」ではなく「その特定の職種」に紐づいていると容易に解釈できる。このクライアントの場合、大企業の給与水準に追いつけないスタートアップに在籍していたことが理由だった。メディア幹部の場合も本質的に異なる職務を引き受けるため、将来どのような道を選択するかによって、将来の交渉における基準給与(アンカー)は、アジアでの憧れの仕事になることもあれば、手放す米国の仕事になる可能性もある。

3. 大きな肩書きと高い報酬の仕事に戻れるのか

また別のクライアントは、家庭に専念するため10年以上完全に仕事を中断していた。休職前は高役職・高収入の仕事に就いており、職場復帰の際には、ネットワーク構築、リサーチ、アプローチへの集中的な取り組みが必要となったが(メディア幹部がすでに実践していることだ!)、再び野心的なキャリアパスに戻ることができた。このクライアントの仕事はビジネスデベロップメントであり、明確な指標と財務目標達成への透明性のある道筋があったため、まず金銭面の問題が解決した。収入が戻ると、役職の問題も解決した。

メディア幹部氏をはじめ、何か別の目的(憧れの仕事、家族との時間、スタートアップ、ミッション主導の仕事など)を追求するために一歩引くことを検討しているすべての人にとって、望むのであれば将来的に再び高役職・高収入の仕事に戻ることは可能だ。実際、投資銀行から教育業界へ転職したクライアントは、最終的に再び銀行業界(法人金融部門)に戻り、教育機関や非営利団体向けのリレーションシップマネージャーとして、教育と金融サービスへの関心を融合させた。

減給を受け入れたかどうかにかかわらず、優れたキャリア計画の原則は同じ

減給からのステップアップを目指す場合でも、横滑りの転職をする場合でも、優れたキャリア計画には、採用企業がお金を払う価値があると認めるスキル、専門知識、経験の価値あるツールキットを構築することが含まれる。また、リクルーターや採用マネージャーの目に留まるよう、自身の露出度(ビジビリティ)を高めることも不可欠だ。さらに、かつて得ていた収入ではなく、自分に見合った対価を交渉できるよう、自身の市場価値を正しく理解することが重要となる。

(forbes.com 原文)

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