米国時間10月29日、イリノイ州の選挙管理当局はローマ教皇レオ14世が来週実施される米中間選挙に向けて郵便投票用紙を請求したことを明らかにした。実際に投票すれば、現職のローマ教皇が米国の選挙で一票を投じる史上初の事例となる。
イリノイ州ウィル郡の書記官事務所の関係者の話としてシカゴ・サンタイムズ紙が報じたところによると、本名の「ロバート・フランシス・プレボスト」名義で有権者登録しているレオ14世は、10月3日に郵便投票用紙を請求したという。
教皇の有権者登録上の住所は、実兄のジョン・プレボストが暮らすイリノイ州ニューレノックスとなっている。
NBCニュースによると、29日時点ではウィル郡の書記官事務所に記入済みの投票用紙はまだ届いておらず、教皇がすでに記入を終えて返送したかどうかはわかっていない。
もしレオ14世が投票すれば、彼は米国の選挙に投票する史上初の現職教皇となる。
また、ニュースレター『Letters from Leo』を執筆するクリストファー・ヘイルによると、現職の教皇が選挙に参加すること自体、歴史上初めてのことになるという。
今回の郵便投票用紙の請求について、レオ14世およびバチカンはこれまでのところ公にコメントしていない。
米国出身の初の教皇であるレオ14世は現在バチカン市国に居住しているが、イリノイ州での有権者登録を維持している。同州の選挙法では、有権者は特に理由を示すことなく郵便投票用紙を請求できる。また米連邦法でも、海外に居住する有権者資格を持つ米国市民に対し、郵便を含むさまざまな方法での投票を認めている。11月の中間選挙では、イリノイ州知事選や連邦上院議員選のほか、州や地方自治体の複数の公職選挙が予定されている。



