宇宙

2026.11.01 08:30

ヴァージン・ギャラクティック、2027年に商業宇宙飛行を再開へ 新型機「Apeiron」お披露目

ヴァージン・ギャラクティックが公開した新型のデルタ級宇宙機「Spaceship Apeiron」(Virgin Galactic)

ヴァージン・ギャラクティックが公開した新型のデルタ級宇宙機「Spaceship Apeiron」(Virgin Galactic)

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米宇宙旅行・航空宇宙会社ヴァージン・ギャラクティックが、2027年の商業宇宙飛行の再開に向けて準備を進めている。停滞が続いていた宇宙旅行市場に、再び活況がもたらされる兆しが見えてきた。

英実業家リチャード・ブランソンが創業した同社は、2027年第2四半期初頭に有料の観光飛行を再開することを目指している。これに先立って10月28日、新型のデルタ級宇宙機「Spaceship Apeiron(スペースシップ・アペイロン)」がニューメキシコ州の商業宇宙港スペースポート・アメリカに到着した。

ヴァージン・ギャラクティックが公開した新型のデルタ級宇宙機「Spaceship Apeiron」(Virgin Galactic)
ヴァージン・ギャラクティックが公開した新型のデルタ級宇宙機「Spaceship Apeiron」(Virgin Galactic)

ヴァージン・ギャラクティックは2024年6月を最後に商業宇宙飛行を中断している。飛行が再開されれば、ほぼ3年ぶりとなる。一方、宇宙観光業界で競合するブルーオリジンも、米航空宇宙局(NASA)の有人月面探査「アルテミス計画」の月面着陸機や月面基地、火星探査ミッション関連の開発に注力するため、準軌道宇宙旅行を一時停止している。

3年ぶり飛行再開へ、乗客名簿は675人待ち

ヴァージン・ギャラクティックは2024年に宇宙機「ユニティ(VSS Unity)」を退役させ、商業飛行を停止した。ユニティは計12回の宇宙飛行を完了し、うち7回は有料の乗客計23人を乗せた商業ミッションだった。その後は、より頻繁に飛行可能な次世代宇宙機の開発にリソースを集中させてきた。

宇宙情報サイトのSpace.comによれば、現在ヴァージン・ギャラクティックの準軌道宇宙飛行の待機名簿には約675人の顧客が登録されている。飛行回数の増加は重点課題だ。

ヴァージン・ギャラクティックが公開した新型のデルタ級宇宙機「Spaceship Apeiron」(Virgin Galactic)
ヴァージン・ギャラクティックが公開した新型のデルタ級宇宙機「Spaceship Apeiron」(Virgin Galactic)

同社は、飛行試験の完了を条件として、Apeironでの商業飛行再開を2027年第2四半期初頭に見込んでいる。また、宇宙観光の規模拡大に向けて2機目のデルタ級宇宙機も現在建造中で、2027年第2四半期の後半か第3四半期初頭に商業就航を予定している。

ユニティと異なり、Apeironは飛行頻度の大幅増加を念頭に設計された。各機は週2回の飛行を想定しており、ミッション1回につき最大6人の乗客を乗せる。運用寿命は飛行回数500回を超えると見込まれている。

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翻訳・編集=荻原藤緒

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