健康

2026.10.29 19:15

頭痛薬の飲みすぎで悪化も、知っておきたい市販薬の落とし穴と予防薬

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季節の変わり目になると、天候の崩れや急激な気温差とともに、頭の重さやズキズキとした痛みに悩まされる人は少なくない。天候の変化に伴って生じる不調は「気象痛」や「天気痛」とも呼ばれ、仕事や日々の生活における集中力を削ぐ厄介な要因となっている。我慢を重ねたり手近な市販薬で急場をしのいだりするケースも目立つが、その対処法には思わぬ落とし穴が潜んでいる。

一般社団法人患者目線が運営する「患者目線のクリニック」が実施した調査によると、季節の変わり目に頭痛の頻度が増加したり痛みが強くなったりすると感じる人は全体の47%に上った。悪化を自覚する人の頭痛の特徴では、「天気や気圧の変化で悪化すると感じる(気象痛)」「こめかみや目の奥がズキズキ痛む」が共に56%を占めている。

季節の変わり目に頭痛の悪化を感じる人のうち、69%が「市販の鎮痛剤を飲んで様子を見る」と回答。普段ほぼ毎日から週に数回頭痛を感じる層に限っても72%が市販薬での対処を選んでおり、医療機関の受診やオンライン診療の利用を大きく上回る。医療機関を利用しない理由としては、「頭痛くらいで受診するのは大げさだと感じる」(49%)や、「忙しく通院の時間を確保できない」(34%)が上位に挙がった。

しかし、同クリニック所属の内科専門医である市川峰大医師によると、鎮痛薬を飲む日数が月に10日から15日以上の状態が3カ月を超えて続くと、薬の使いすぎによってかえって頭痛が増加する「薬剤の使用過多による頭痛」につながる恐れがあるという。頭痛を抑えるための服薬が、皮肉にも頭痛を悪化させる原因になりかねない。

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文=飯島範久

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