サッカー・フランス代表のスター選手であるキリアン・エムバペは現地時間10月27日、毛沢東を「中国の独裁者」と呼んだ自身の発言について謝罪した。この発言を受け、中国では複数のスポンサー企業がエムバペとの契約を打ち切る事態となっている。
27日には飲料大手の東鵬飲料や乳業大手の蒙牛乳業など複数の中国企業がエムバペとの提携解消を発表し、東鵬飲料は「国民感情を傷つけるいかなる行為にも反対する」と表明した。
発端となったのは、フランスのサッカー系ポッドキャスト番組『The Bridge』が公開した動画だ。そのなかでエムバペは、自分を題材にしたネットミームで最もおもしろいと思うものについて聞かれた際、自身の顔が合成された画像に触れ、「誰だったかな、確か中国の独裁者だったと思う」と発言した。
エムバペは毛沢東の名前を直接口にはしなかったものの、動画ではその直後にかつての中国の指導者である毛沢東の画像にエムバペの顔を合成した映像が映し出された。
この動画に対して中国のSNS上で批判が殺到した。番組側はSNSアカウントから該当の動画を削除したとみられるが、現在もRedditやYouTubeなどで転載された動画の拡散が続いている。
エムバペは27日遅くに声明を発表し、自身の発言は「軽率だった」と謝罪した。「(この発言によって)中国や世界中の華人コミュニティの多くの人々を傷つけてしまった」としたうえで、「決して本意ではなかった」と釈明している。
さらに声明のなかで、「私は中国の人々とその歴史に深い敬意を抱いており、心から申し訳なく思っている」と述べた。



