宇宙

2026.10.27 17:30

十六夜の月とすばるが出会う、おうし座を堪能したい今週の夜空

月とプレアデス星団(stock.adobe.com)

月とプレアデス星団(stock.adobe.com)

今週は「ハンターズムーン(狩人の月)」の呼び名を持つ満月で幕を開けた。だが、夜空の見どころはこれで終わりではない。これから月の出が遅くなるにつれ、秋の星々が明るく輝きだす。欠け始めたばかりの月は、肉眼で見える最も美しい散開星団のひとつ、プレアデス星団(和名:すばる)と2夜にわたって共演する。

週の後半には、オリオン座の3つ星が夜更けとともに高く昇るようになり、ぎょしゃ座の1等星カペラも毎晩少しずつ高度を上げる。11月1日の日曜日には米国とカナダで夏時間が終わり、時計が1時間巻き戻される。つまり北米の星空ファンにとっては、夜の訪れが突然早まり、夜更かしせずに夜空を楽しめる日々が始まるというわけだ。

10月27日(火)からの1週間の星空についてまとめた。

10月27日(火):十六夜月とすばる

2026年10月27日(東京:午後10時頃)の東の空(Stellarium)
2026年10月27日(東京:午後10時頃)の東の空(Stellarium)

暗くなってから東の空を見上げよう。一見ほとんど満月と変わらない明るい月の左下に、おうし座のプレアデス星団を見つけられるだろうか。和名を「すばる」、英語では「セブンシスターズ(七姉妹)」の異名をとる散開星団は、暗い星の多くが満月翌日の十六夜の月明かりにかき消されてしまうが、双眼鏡を使うと探しやすい。月とすばるは深夜から翌28日明け方にかけて距離を縮めていく。28日は宵の空で両天体が並ぶ。

10月30日(金):おうし座と2つの星団

日没から2時間ほど経ってから東の空に目をやると、おうし座が昇ってくるのが見える。きらめくプレアデス星団のちょうど真下あたりに、V字形に星が集まったヒアデス星団がある。オレンジ色の1等星アルデバランが「V」の形を完成させているように見えるが、この明るい恒星はヒアデス星団に属してはおらず、もっと地球に近い位置にある。地球からヒアデス星団までの距離は153光年、プレアデス星団はさらに遠く、444光年離れている。

2026年10月30日(東京:午後8時頃)の東の空(Stellarium)
2026年10月30日(東京:午後8時頃)の東の空(Stellarium)

10月31日(土):月とふたご座

夜遅くに東の空を見ると、ふたご座で最も明るい兄弟星、カストル(上)とポルックス(下)のすぐそばに、やや膨らみを残した半月が光っている。

2026年10月31日(東京:午後11時半頃)の東の空(Stellarium)
2026年10月31日(東京:午後11時半頃)の東の空(Stellarium)

11月1日(日):米国・カナダで夏時間終了

米国とカナダではこの日、夏時間が終わり、春に1時間進めた時計の針を1時間戻す。これにより、時計の上では日暮れが1時間早まる。もちろん夜空そのものには何の影響もないが、体感で暗くなる時間が1時間早くなるため、宵の星空観察が格段にやりやすくなる。

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翻訳・編集=荻原藤緒

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