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2026.10.27 14:00

アンソロピック、9月作成のコード90%超をClaudeが生成とIPO届出書に記載──安全対策の遅れも懸念

Rafael Henrique - stock.adobe.com

社内AI利用額は人件費を上回り、技術者のコード追加量も急増

従業員5300人を抱えるアンソロピックは、Claudeを社内で広く活用している。2026年4月には、社内でのClaude利用額を公開料金表の定価で換算すると、株式報酬を除く月間人件費を上回った。定価換算した社内利用額は、2026年1月から9月にかけて250倍超に増加した。Claudeの活用によって、技術者1人当たりの1日のコード追加量は、2026年第3四半期に2024年の45倍超となった。

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技術者はコードの作成よりAIエージェントの監督を担う

プログラミング支援ツール「Claude Code」は、複雑な開発作業を自律的に進める。技術者は自分でコードを書くより、作業を進めるAIエージェントの監督を主に担う。業務運営、営業・市場開拓、研究などの部門でも、従業員が複数のAIエージェントを使って日々の仕事を自動化している。少人数のチームでより多くの仕事をこなせるようになり、「従業員それぞれが生み出す成果を何倍にも高める」ことが可能になったとアンソロピックは説明する。

AIの開発速度が安全対策を追い越し、欠陥や誤りが引き継がれる危険

アンソロピックは、Claudeが自らの改良を支援できる能力を、最も「重要な構造的優位性」の1つに挙げている。ただし、自社AIによる改良は、事業に大きなリスクももたらす。

Claudeが次世代モデルの開発を支援すると、開発期間が短縮され、AIの進歩はさらに速まる。アンソロピックが懸念するのは、安全対策やセキュリティー対策の整備が、開発速度に追いつけなくなることだ。現在のモデルにある欠陥や誤りが次世代モデルにも受け継がれ、発見や修正が難しくなる可能性がある。AIを活用した研究では、モデルが完成するまで、開発が実際にどれほど速く進んでいるか把握しにくい。

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競合企業も自社AIを使い、次世代モデルの開発を進める

自社のAIを使って新たなAIを訓練しているのは、アンソロピックだけではない。競合企業も同じ手法を採用しており、他社がAIをより効率的に使えるようになれば、アンソロピックが競争で後れを取る可能性がある。

アンソロピックは業界横断の安全審査体制を提唱

アンソロピックは、最先端AIの開発速度を適切に調整し、すべての最先端モデルについて第三者が独立して安全性を審査できるようにする業界全体の取り組みを求めている。外部の安全審査体制を整えるため、コンサルティング企業アクセンチュアと協力し、2026年から5年間で10億ドル(約1570億円)を投じる見込みだ。

(forbes.com 原文)

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