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2026.10.29 11:30

史上最大級の26億円、ロボット警備で契約締結──重要インフラの無防備な実態を改善

Jeffrey Brown/Icon Sportswire via Getty Images

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ロボットによる警備サービスを手がける米国のAsylon Robotics(アサイロン・ロボティクス)が、ロボット警備の歴史で最大かもしれない契約を発表した。世界最大級の警備会社であるスウェーデンのセキュリタスとの、1700万ドル(約26億7000万円)の契約である。

両社の戦略的提携は、米国の大手重要インフラ事業者の警備を5年にわたって請け負う契約から始まる。契約の対象は、空を飛ぶドローンと地上を動くロボットを組み合わせた自律型のロボット警備システム26台で、複数の施設に配置される。

「警備ロボットの業界でこれまでに見られた契約としては、最大級の、ひょっとすると最大のものです。以前から同社と手がけてきたいくつかの契約の延長線上にあるものでもあります」と、AsylonのCEO、デイモン・ヘンリーは先ごろ行った私とのインタビューで語った。

私自身も調べてみたが、金額で今回の契約を上回るものは見つからなかった。ただ、今回の26台より多くのロボットを導入した契約はあるし、国防関連の契約はすべてが公表されているとは限らない。

ベンチャーキャピタリストたちは、ロボットへの需要は無限にあると言う。将来についてはそのとおりかもしれない。

だが、この数年でロボットには数千億ドル(数十兆〜百数十兆円)が投じられてきた。それにもかかわらず、実際の仕事を担い、投資額を上回る利益を生み、人間より優れた成果を上げたという成功例は、現在のところそれほど多くない。その数少ない成功例の1つが、現在、警備の分野で生まれつつあるのかもしれない。

ロボットを納めるだけでなく、運用まで丸ごと請け負う警備契約

Asylonの1700万ドル(約26億7000万円)の契約は、ロボットを納めるだけのものではない。運用までを丸ごと請け負うフルマネージド型の警備サービスの契約である。地上では四足歩行ロボットが巡回し、現場と、遠く離れた安全なオペレーションセンターには人間が詰め、空ではクアッドコプター(4つの回転翼で飛ぶドローン)が飛ぶ。

DroneDog(ドローンドッグ)は同社のロボット犬で、ボストン・ダイナミクスの四足歩行ロボット「Spot」に手を加えたものだ。Guardian(ガーディアン)は、「ドローン・イン・ア・ボックス」(drone-in-a-box)型のシステムである。ドローンが格納と充電を担う箱型の基地と組になり、人手を介さずに離着陸を繰り返す。

さらに、顧客にライブ映像と分析結果を届けるソフトウェア、DroneIQ(ドローンアイキュー)がある。これらを合わせたものは、ロボットの力を借りて施設を物理的に守る警備の未来像を示している。

ロボットを1日30回の警備任務に、毎日どう就かせるか

ヘンリーの主張はこうだ。ロボットメーカーはハードウェアを持っている。一方、警備の分野の専門知識を持っているのは警備会社である。今回の契約はその両者をつなぐものだと彼は言う。

ヘンリーは、答えを求めるというより問題のありかを示すように、私にこう問いかけた。「ヒューマノイドであれ、ロボット犬であれ、ドローンであれ、ロボットを物理的な警備の現場で、1日30回の任務に毎日欠かさず就かせるには、実際にどうすればいいのでしょうか」。

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翻訳=酒匂寛

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