米国企業の7〜9月期(第3四半期)の決算シーズンは、米国時間10月26日から30日までの1週間で、発表が最も集中する山場を迎える。S&P500(米国の代表的な株価指数で、大型株500銘柄で構成される)の構成企業のうち、179社が決算を発表する予定だ。なかでも重要なのは、米国の大型ハイテク株7銘柄「マグニフィセント・セブン」のうちの3社、つまりグーグルの親会社アルファベット(GOOG/GOOGL)、マイクロソフト(MSFT)、アマゾン・ドットコム(AMZN)が決算を発表することである。
この3社以外に決算を発表する主な企業は、ボーイング(BA)、コカ・コーラ(KO)、塗料大手のシャーウィン・ウィリアムズ(SHW)、物流大手のユナイテッド・パーセル・サービス(UPS)、製薬大手のイーライリリー(LLY)、スターバックス(SBUX)、フラッシュメモリー大手のサンディスク(SNDK)、石油大手のシェブロン(CVX)、防衛大手のゼネラル・ダイナミクス(GD)、同じく石油大手のエクソンモービル(XOM)である。
決算シーズンの概況
金融データ会社ファクトセットによると、S&P500の構成企業のうち、これまでに24%が決算を発表した。そのうちの83%で、利益が市場予想(アナリスト予想の平均)を上回っている。

利益予想のまとめ
すでに決算を発表した企業の実績と、まだ発表していない企業の市場予想を合わせると、S&P500の今四半期の増益率は前年同期比29.5%になる。四半期末(9月末)の時点で予想されていた29.2%を、わずかに上回る水準である。なお、暦年ベースでは、2026年の増益率が33.1%と予想されており、2027年は16.0%の見込みだ。

市場の動き
半導体株と、コミュニケーション・サービス・セクター(通信やメディア、ネットサービスの企業からなる業種)の2大銘柄であるメタ・プラットフォームズ(META)とアルファベット(GOOGL)が振るわないなか、S&P500は米国時間10月19日から23日までの1週間で0.5%下落した。マグニフィセント・セブン、つまりマイクロソフト(MSFT)、メタ・プラットフォームズ(META)、アマゾン・ドットコム(AMZN)、アップル(AAPL)、エヌビディア(NVDA)、アルファベット(GOOGL)、テスラ(TSLA)の7銘柄は、全体で2.0%下落した。一方、S&P500の構成銘柄の株価を、時価総額の大小にかかわらず同じ比重で平均すると、1.1%の上昇だった。小型株は、S&P500を上回る値動きとなった。




