2026年秋、米国のスーパーに3Dプリントした肉が出回っているとの噂が、SNS上で広まった。AIが生成した画像を用いた、不安をあおる投稿にも、一部には事実が含まれていた。通常の肉や魚介類が消費者に知られず3Dプリント製品に置き換えられているわけではない。イスラエルの企業が、3Dプリント技術で作った植物性の代替肉と代替魚介類を米国で発売したのだ。
イスラエル企業、3Dプリントした植物性の代替肉と魚介類を北米で発売
イスラエルの食品技術企業Steakholder Foods(銘柄コード:STKH)は、米北東部のスーパーで植物性代替肉の販売を始めた。ブランド名は「Perfecta Premium Plant-Based Meat」で、米国で自然食品や特色ある食品を流通させるKeHE Distributorsと提携している。同社は発売を発表した。
発売当初は牛肉、鶏肉、魚介類の代替品を扱い、霜降りステーキ、牛ヒレ肉のステーキを模した「フィレ・ミニヨン」、鶏むね肉、白身魚のパティ、サーモンのパティの5種類を揃えた。どの商品も植物由来の原料で作られた冷凍食品だ。イスラエルのネス・ジオナを拠点とするSteakholder Foods独自の3Dプリント技術を用いている。ネス・ジオナはテルアビブから約13マイル(約21キロ)、ガザ地区から約35マイル(約56キロ)の場所にある。
需要に合わせて、取扱店舗と流通網を広げる方針
Steakholder Foodsの最高経営責任者(CEO)アリク・カウフマンは、「米北東部での発売は、Perfectaが初めて店頭を通じて消費者に届く、心躍る一歩だ」とプレスリリースで述べた。「植物性食品の市場は、味や食べる体験で妥協しない新世代の商品を受け入れる準備ができていると考える。発売は計画どおり進んでおり、北東部は事業展開の始まりにすぎない。消費者の需要が伸びるにつれて、取扱店舗と流通網の両方を広げていく考えだ」と語った。



