iPhone Duoの追い風を最も受けるのはGalaxy Z Fold8
折りたたみスマホへの関心の高まりを最大限に生かす上で、サムスンはこれ以上ない位置にいる。まず、同社は現在新しい折りたたみスマホを3機種そろえている。一方、アップルを含むほとんどのメーカーは、折りたたみスマホを1機種しか出していない。
さらに重要なのは、その3機種のうちの1機種が、大きさやパスポートのような形に至るまで、見た目がiPhone Duoと非常によく似ていることだ。
Galaxy Z Fold8のカバーディスプレイは約5.5インチ、iPhone Duoのアウターディスプレイは5.4インチである。この差の理由の一つは、Galaxy Z Fold8のほうが縦に長いことにある。もう一つ、Galaxy Z Fold8は角の丸みがずっと小さく、これもおそらく差につながっている。サムスンが角の丸みを小さくしたのは、左右対称に近い見た目にするためだ。iPhone Duoは、ヒンジ側の角を丸めずに直角にしている一方、反対側の角は大きな半径で丸めている。
内側の画面(iPhone Duoのインナーディスプレイと、Galaxy Z Fold8のメインディスプレイ)は、どちらも7.6インチで同じ大きさだ。ただし解像度はiPhone Duoのほうが高く、画素密度(1インチあたりのピクセル数)は、Galaxy Z Fold8の404ppiに対して430ppiある。
マットな画面のiPhone Duo、軽さのGalaxy Z Fold8
とはいえ、iPhone DuoとGalaxy Z Fold8の内側の画面は、どちらも解像度が十分に高く見える。内側の画面でより目立つ違いは、表面の仕上げにある。iPhone Duoのインナーディスプレイは、表面にごく細かな凹凸を付けて映り込みを抑える「Nano-texture仕上げ」で、つや消し(マット)の表面になっている。そのおかげで、折り目はほとんど見えない。もっとも、Galaxy Z Fold8の折り目も見えにくいことは言い添えておきたい。
ほかにも違いはある(Galaxy Z Fold8のほうが軽く、価格も安い)。それでも、これだけ似ていれば、どちらかを気に入った人は、おそらくもう一方も気に入るだろう。
つまり、アップルの最新機種への関心からサムスンが恩恵を受けているのは、驚くに当たらない。


