キャリア

2026.10.27 15:00

困難に直面したときに取るべき姿勢「スカイマインド」、大局観を取り戻す6つの秘訣

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4. 自分の「長所」に、改めて目を向ける

キャリアが大きな試練を迎えると、自分の短所ばかりが頭に浮かび、長所が見えなくなってしまう。こうした見落とされた長所を、私はショートカミング(短所)ならぬ「トールカミング(自身の強み)」と呼んでいる。仕事に貢献し、適応し、やり抜く自分を支えてきた資質がトールカミングだ。

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自分の実績を、事実に基づいてリストアップしてみる。自分が解決した問題、修復した関係、身につけたスキル、切り抜けた困難を思い出すのだ。できるだけ具体的な方がいい。「納期が迫るなか、複雑な事業立ち上げの調整を行なった」という実績は、単なる「自信をもて」という曖昧な励ましより効果的だ。

私は先日Forbesに、人生やキャリアに役立つセルフコンパッションの実践法5つを説明した記事を寄稿した。そこでも述べたように、自己支援(self-support)の習慣は、意識して身につけることができる。挫折して落胆している時は、自分に対し、将来に向けて助けが必要な人を前にしているように語りかけてみる。

5. 視野を広げて、リソースと選択肢を視界に入れる

すべてが差し迫って感じられる時は、「自分が失った物事」から目が離せなくなるかもしれない。ならば意識して、利用可能なリソースを視野に入れたい。実用的なアドバイスをしてくれそうな人は誰か。調整可能な出費は何か。別の職務に応用できる経験は何か。もっと望ましい情報が入手できるまで保留にしておける決断は何か。

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アメリカ心理学会(APA)によると、試練(チャレンジ)を前にした時は、「自分には障害を乗り越えるためのリソースが十分にある」と思えることが重要だという。つまり、どんなリソースがあるかを見極めることは、状況を評価する上で役に立つのだ。

私は以前、仕事のストレス軽減に最も効果的なスキルを紹介する記事を寄稿し、プレッシャーを受ける体験に「世界の見方」がどう影響するかを考察した。スカイマインドを取り入れれば、視野が広がると同時に、現実的な制約や必要な変化について考える余地ができる。

6. 自分の背中を押すような一歩を踏み出す

前進するためにはまず、確実な何かがほしい、と思うかもしれない。しかし、キャリアで大きな試練を迎えた時は、正しいかどうかわからないまま、行動を起こさなくてはならないことが多い。

ならば、自分が対処可能で、かつ必要性と価値に見合う行動を1つ選ぶ。例えば、履歴書の1セクションを最新の内容に書き換えたり、自分が担当する職務について、文書による明晰化を求めるのだ。信頼できる同僚に相談をもちかけたり、契約書や経済的な判断について、専門家に意見を求めたりするのもいい。

勤務を続けているなら、その日のうちに完了できる最重要タスクは何かを確認する。転職活動中なら、日々のリズムを整えると同時に、回復のための時間を確保する。

それから、自分が踏み出した一歩の価値を認める。試練のさなかであれば、些細な一歩に思えるかもしれない。それでも、思慮深い行動は、人生を先に進めることができる。

あなたのキャリアは今、自分では決して望まなかったような試練のただ中にあるかもしれない。嘆き悲しむ時間を必要とする喪失もあるだろう。断固とした決断が必要な問題もあるかもしれない。しかし、スカイマインドの視点に立てば、その両方を認識するための余裕が生まれる。

クラウドマインドが視野を遮り、すべてが崩壊したと感じられたら、その向こう側が見えるようになるまで、少し立ち止まってみるのがよいだろう。空は、今もそこにある。雲は、現れては消える。自分の人生に残っているのは何か、大切なことは何か、次に起こるのは何かを問いかけてみたい。雲が、空そのものになることは決してないのだから。

(forbes.com 原文)

翻訳=遠藤康子/ガリレオ

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