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経済

2026.10.24 12:30

世界の航空機需要、今後20年で500兆円超も受注残は12年分 エアバスとボーイングが抱える供給の制約

IanDewarPhotography - stock.adobe.com

世界の保有機数は2045年に5万機を上回る──将来の需要の半分はアジア太平洋地域

世界の旅客機数は2045年までに5万機を超え、年平均3.2%のペースで増加するとシリウムは予想している。昨年の予測では3.3%の成長が見込まれていた。

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同社のモデルで算出された旅客機の配分では中国、インド、およびアジア太平洋地域が全体の約48%を占めている。

航空機全体の76%がシングルアイル(単通路)機だ。航空会社がより大型のナローボディ機を好む傾向を強める中、エアバスA321neoが全体の16%を占める。

シリウムは、モデルで算出した旅客機の47%がエアバス、39%はボーイングとしている。中国のCOMAC(中国商用飛機)は5%を占める。

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これらの割合は、予測される航空機の配分であり、将来の納入機数や3兆2000億ドル規模の市場における各メーカーのシェアではない。

シリウムはまた、国際貿易をめぐっては不確実性があるものの、電子商取引や高価値で迅速な輸送が求められる商品の輸送に支えられて貨物機への需要は今後も続くと予想している。

代替燃料は高価で量も限られ、燃費改善は最新鋭機頼み

今回の予測では、2045年までは従来型のガスタービンエンジンを搭載した航空機が民間航空の主流だと見込まれている。

持続可能な航空燃料(SAF)は依然として高価で供給量も限られているため、航空会社は燃料消費を減らすために新しい航空機やより効率的なエンジンを引き続き求めることになる。

新造機の納入遅延で航空会社は計画よりも長い間、燃費の悪い古い航空機を運用せざるを得なくなる可能性があり、これはコスト増と機材の近代化の遅れにつながる。

エアバス、ボーイング、そして両社のサプライヤーにとって長期的な市場規模は依然として巨大だ。だが、すでに1万7000機超を受注している上、生産上の制約も依然として残っていることから、両メーカーにとっては航空会社が待ち望んでいる航空機を実際に納入することが今後も最大の課題だ。

(forbes.com 原文)

翻訳=溝口慈子

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