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健康

2026.10.25 11:15

薄毛対策のウソに惑わされる男性が約6割 科学的根拠のない通説の罠

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「シャンプーで洗いすぎると抜け毛が増える」など、科学的根拠に乏しい言説があるが、それらを信じて、それにのっとった対策をしている人が意外に多いことがわかった。大丈夫なのだろうか?

ヘアケア関連商材の開発販売などを行うバイオテックは、20〜60代の男性493人を対象に「男性の”薄毛対策の続け方”と”髪にまつわる通説”に関する実態調査」を実施した。まず、髪にまつわる10の説から、正しい、またはおそらく正しいと思うものを選んでもらったところ、もっとも多かったのは「ストレスは抜け毛を増やす」だった。

たしかに、ストレスによる一時的な抜け毛が発生することがあるが、問題は、科学的根拠が薄いとされる説(グラフではオレンジで表示)を信じる人が一定数いることだ。「シャンプーで洗いすぎると抜け毛が増える」、「帽子をかぶり続けると薄くなる」、「一度細くなった髪はもう元に戻らない」、「1日に100本抜けるのは明らかに多すぎる」、「海藻を食べると髪が増える」、「頭皮マッサージを続けていれば髪が生えてくる」、「髪を短く刈ると太く濃くなる」などなど。これらの説を1つ以上信じる人の割合は58%、2つ以上信じる人は26.4%だった。

しかも、怪しい説を信じるだけでなく、それに応じた行動をとっている人も少なくない。シャンプーのしすぎ説を信じる人のうち、実際にシャンプーの回数を減らしている人は15.7%。帽子説を信じる人のうち、実際に帽子をかぶるのをやめた、あるいは回数を減らした人は18.6%。海藻を食べると髪が増える説を信じる人の28.3%は一生懸命に海藻を食べ、短く刈ると髪が濃くなると信じる人の30.8%は髪を短くし、マッサージで髪が増えると信じる人の、なんと38.5%はせっせとマッサージをしている。

バイオテックによれば、シャンプー時の抜け毛は、もともと抜ける時期だった毛が抜けているだけで、「洗う回数を減らしても、抜ける毛が減るわけではありません」ということだ。また、人は通常50〜70本の毛が自然に抜け落ちるそうで、100本はそれほど多くはないようだ。それよりも、乾燥しているのか、皮脂が多いのか、毛が細くなっているのかなど、自身の頭皮と髪の状態を知ることが大切で、それによって必要なケアが変わるとのこと。

つまり、根拠に乏しい説にしがみつくより、一度専門家に相談しましょうという話だ。これらの説の出所はおもにインターネットだが、テレビや雑誌などの影響も強い。しかし、理容師や美容師、専門医に話を聞いたという人はどちらも1割未満と少ない。本気で対策したいのなら、専門家に診てもらおう。

出典:バイオテック 【10月20日は頭髪の日】その"髪の常識"、出どころはSNS?──男性の58.0%が根拠の乏しい説を「正しい」と回答

文 = 金井哲夫

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