夜が長くなり寒さが増すこの季節は、胸が高鳴る時期でもあり、恐ろしさを感じる時期でもある。ハロウィンのイベントなら、いつ恐怖を体験し、いつ自宅に戻るかを自分でコントロールできる。しかし、要求の厳しいキャリアでは、必ずしもそのような選択肢があるわけではない。身の毛もよだつようなキャリアを避けるべきか、それともコンフォートゾーン(快適な空間)を抜け出して自身の成長につながる「最も恐ろしい職業」に挑戦すべきか──そんな問いを自身に投げかける季節である。
救急医療に対応したり、犯罪を捜査したり、危険な動物に対処したりする労働者にとって、仕事の厳しさは勤務時間が終わってもなお続くことがある。新たなランキングは、ハロウィンを超えて問われるキャリアの問いを提起している。それは「どれほどの報酬があれば、恐ろしい仕事に見合うのか」ということだ。その答えを得るには、給与だけでなく、必要な訓練、労働環境、そして仕事以外で望む人生のあり方を併せて検討する必要がある。
「恐ろしい職業ランキング」が実際に測定しているもの
レジュメ(履歴書)作成ツールを提供するResume.ioの分析は、米国職業情報ネットワーク(ONET)の労働環境に関する6つの指標(感染症への曝露、危険な状況、汚染物質、軽傷のリスク、攻撃的な人々との遭遇、ミスの重大性)を組み合わせたものだ。100点満点中40点以上を獲得した職業を「恐ろしい職業」と分類し、2025年5月時点の連邦中央値賃金を用いて順位を付けている。
これは選定された職業の独自の比較であり、働く人々がどれほど恐怖を感じているかに関する全国調査ではない。また、危険性が高いからといって高給につながるという因果関係を証明するものでもない。
給与ランキングのトップは救急科専門医だ。ONETの公的賃金データによると、年収の中央値は33万5550ドル(約5300万円)、上位10%の基準値は49万5910ドル(約7830万円)と確認されている。自身の成長のためにあえて厳しい環境やプレッシャーの大きいキャリアに挑戦したい読者に向けて、同調査が示す高年収の上位5職種を紹介する。
| 職業 | 年間賃金中央値 |
|---|---|
| 救急科専門医 | 33万5550ドル(約5300万円) |
| 病理医 | 31万2400ドル(約4930万円) |
| 刑事・犯罪捜査官 | 9万3790ドル(約1480万円) |
| 葬儀場マネージャー | 7万8790ドル(約1240万円) |
| 火災予防査察官・火災原因調査官 | 7万5920ドル(約1200万円) |
公的な職業分類の定義には注意を払う必要がある。本研究では一部「葬儀指導員(フューネラルディレクター)」と表記されているが、算出手法では「葬儀場マネージャー」の賃金が使用されている。また、最も高い恐怖スコア(71.5)を記録したのはアニマルコントロール・オフィサー(動物取締官)だったが、報告された賃金中央値は4万5660ドル(約721万円)だった。これらの比較はキャリア探求の出発点にはなるが、特定の雇用主、シフト、あるいは業務内容が自分に合っているかどうかまでは教えてくれない。



