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食&酒

2026.10.24 15:15

運動会弁当で一番うれしいおかず 唐揚げが40年以上も首位独走の理由

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小学校の運動会のお弁当は、校庭に敷いたシートのうえで、お父さんお母さん、お祖父さんお祖母さんもいっしょに食べるという光景が日本の秋の風物詩かもしれない。お弁当の中身ですぐに思い浮かぶのが、おにぎりと唐揚げだ。それに卵焼きとウインナー。このあたりは全国的に運動会のお弁当の定番のようだ。

食事制限のある人向けの宅配食を提供するウェルネスダイニングは、全国の30〜55歳の男女300人を対象に、運動会のお弁当に関するアンケート調査を実施した。そこで、運動会のお弁当に入っていたら「もっともうれしい」おかずは何かを尋ねると、1位はダントツで鶏の唐揚げだった。2位は卵焼き、3位はウインナー、4位はエビフライ、5位はハンバーグという順番だ。順位が低いからと言って、卵焼きやウインナーが不人気ということではない。「もっとも」うれしい1品を選んだ結果なので、数あるおかずの中からトップ5にランクインしたものは、かなり人気が高いと考えていい。

これは30〜55歳の「大人」を対象にした調査なので、あくまで大人の好みだ。子どもに直接聞いたわけではないが、調査対象者が子どものころに運動会のお弁当でうれしかったおかずを聞いても、まったく同じ結果になった。30歳の人なら20年間ほど、55歳の人なら40年以上も、全国的に好みが変わっていないと言っていいだろう。今の運動会でもこれらがお弁当箱に入っているものと推測でき、今の子どもたちもそれをよろこんで食べていて、午後の競技でグラウンドを走り回る児童たちのお腹の中には、たいてい唐揚げが収まっているはずだ。

運動会のお弁当は、みんなで食べられるように重箱や大きな密閉容器などに詰められることが多い。それはさながら「おせち料理」だ。唐揚げ、卵焼き、ウインナーと定番の食材が詰め込まれたお弁当は、全国共通の日本の食文化として認識されてもいいように思う。

それはともかく、この季節、気をつけたいのが食中毒だ。ウェルネスダイニングの管理栄養士は、食材は十分に加熱してから、できるだけ速やかに冷まして、冷めたものをお弁当箱に詰めるよう助言している。温かいまま詰めてしまうと、蒸気による水分で食材が傷みやすくなるからだ。もっともこれは、毎日お弁当を作っている人には常識かもしれない。

問題は唐揚げだ。熱々の唐揚げを冷やしてから詰めるとなると、うんと朝早く起きて準備をしなければならない。朝から揚げ物というだけでも大変なのに、冷ます時間を考えるとさらに大変だ。だが、今や定番となった食文化である運動会のお弁当から唐揚げを抜くわけにはいかない。お弁当を作る人の、そんな苦労も噛みしめて、楽しいお弁当タイムの思い出を残してほしい。

出典:ウェルネスダイニング 【ウェルネスダイニング】運動会のお弁当、今も昔も「鶏のから揚げ」が1位!52.3%が「最もうれしい」と回答

文 = 金井哲夫

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