マクロンと野党が暴動の責任を巡り対立、2027年大統領選も迫る
マクロンは10月18日夜、フランス国民に向けた演説で「今夜、我々は皆、怒りと恥を感じている」と述べた。デモ参加者の一部には「正当な要求」があると認めたが、暴動については「多数の犯罪者が加わった急進的な極左集団の反乱分子」に責任があると非難した。マクロンは大統領として2期目の任期終了を控えており、フランスでは2027年に大統領選挙が行われる。
世論調査ではルペンが首位、メランションが2位に浮上
ロイターがまとめた世論調査では、極右と極左の政治勢力が、マクロンに近い候補者よりも支持を集めている。極右政党「国民連合(RN)」を率いるマリーヌ・ルペンは、大統領選の第1回投票を想定した調査で支持率37~38%を記録し、首位に立っている。左派政党「不服従のフランス(LFI)」を率いるジャン=リュック・メランションは、18~18.5%の支持率で2位に浮上した。
LFIは運動の主導を否定、国民連合も政府を批判
メランションは10月18日のインタビューで「この運動は、マクロン大統領が国家と公共サービスを混乱させた破滅的な10年間の結果だ」と述べた。自身が率いる政党は抗議運動を主導していないとも説明し、「この運動は労働組合と参加者の集会を通じて自ら運営されている」と語った。ルペンも10月17日の抗議デモの責任はマクロン政権にあるとして、政権は「疲弊し、方向性を失っている」と批判した。
トランプは移民を原因視、抗議運動の要求とは食い違うか
ドナルド・トランプ米大統領は10月18日朝、トゥルース・ソーシャルへの投稿で「フランスが燃えている!」と書き、抗議行動の原因を移民に求めた。だが、デモ参加者は移民問題に直接言及しておらず、ルペンもマクロンも移民を直接の原因に挙げていない。
トランプは2026年10月初めにも、暴力的なデモの増加をイスラム教徒の移民の責任だとし、「これは学校の問題ではない。イスラム教が、かつて偉大だった国を乗っ取ろうとしていることが問題だ」と投稿した。トランプの主張は、学校環境の改善などを求めるデモ参加者の訴えとは食い違うようにみえる。
米プロフットボールNFL、パリ初の試合は予定通り開催へ
米プロフットボールリーグのナショナルフットボールリーグ(NFL)は2026年10月25日、パリで初めて試合を開催する予定だ。ニューオーリンズ・セインツとピッツバーグ・スティーラーズが、スタッド・ド・フランスで対戦する。ESPNのアダム・シェフターは、NFLとセインツ幹部の話を基に、10月18日時点でも予定通り開催される見込みだと伝えている。


