2026年に最も住みやすい国はどこか。新たな世界ランキングから驚くべき結果が明らかになった。起業家や投資家の海外移住、居住権・市民権の取得、節税戦略を支援するNomad Capitalistが、初の「2026年版 世界で最も住みやすい場所63選(2026 Nomad Lifestyle Index)」を発表した。
同社でプロダクト部門を率いるカティア・ゲルバキアニによると、幸福度や物価の安さ、生活の質(QOL)に重きを置く従来の「住みやすい街・国」ランキングとは異なり、このインデックスは海外移住を検討している人にとって何が魅力的かを、より広範な視点から評価しているという。
「大半のランキングは、すでにその地に住んでいる人々の生活を評価しています。それに対して当社のインデックスは、国境を越えて移動する人が実際に何を得られるかを数値化しています。そのため、自然環境、安全性、生活の質と並んで、税制や法的な居住権獲得プロセスがスコアの40%を占めます」とゲルバキアニは取材に語った。「これにより、単一の総合スコアでは見えてこない事実が浮かび上がってきます。五つの評価基準において、それぞれ異なる国が首位に立っているのです」
Nomad Capitalistによるランキングの算出方法
Nomad Capitalistはランキング作成にあたり、63の国・地域を対象に「自然・気候」「税制」「居住権・アクセス」「安全性・自由度」「生活の質・インフラ」という均等に配分された五つのカテゴリーで評価を行った。各カテゴリーが総合スコアの20%を占める。
調査には、世界保健機関(WHO)のデータ、世界平和度指数、空気質の改善を手掛けるIQAirのレポート、イェール大学の環境パフォーマンス指数、ライフスタイル・データベースサイト「Numbeo」、通信速度測定ツール「Ookla Speedtest」といった組織やデータベースのデータに加え、Nomad Capitalist独自の税務調査、移動の自由度をランク付けした「パスポート・インデックス」「フリーダム・インデックス」が用いられた。研究者は基礎データを100点満点のスコアに変換し、五つのカテゴリーの平均値を算出することで総合順位を決定した。



