ヴァンスの発表と同じ日、ナデラCEOは国家技術賞を受ける
ヴァンスによるこの発表は、ドナルド・トランプ大統領がマイクロソフトのサティア・ナデラCEOらテクノロジー業界のリーダーにアメリカ国家技術賞を授与する直前に行われた。ホワイトハウスのリズ・ヒューストン副報道官は、「トランプ政権は、科学技術分野におけるこれら素晴らしいリーダーたちの貢献に感謝している」「受賞者らは、米国がイノベーションで世界をリードし続けるための助けとなっている」と述べている。
ナデラに加え、テクノロジー界の大富豪であるイーロン・マスク、ジェンスン・フアン、セルゲイ・ブリン、リサ・スーなどにも同賞が授与される予定だ。ナデラとトランプは9月下旬、中国の習近平国家主席の訪米に合わせてホワイトハウスで開かれた公式晩餐会で対面しており、そこには数十人のテクノロジー企業トップや政治指導者も同席していた。ナデラの資産額は14億ドル(約2200億円)に上る。
トランプはH-1Bを批判しつつ擁護、MAGA支持層に動揺
トランプは過去にもH-1Bビザ制度を批判しており、2度の政権下で取り締まりを強化してきた。一方で時折このビザへの支持を表明し、MAGA支持層から賛否両論を巻き起こすこともあった。昨年、トランプはH-1Bビザの申請に10万ドル(約1600万円)の手数料を課す布告に署名したが、この計画は法廷で差し止められている。
昨年11月にはトランプが「才能ある人材を呼び込む必要もある」と発言してH-1B制度を擁護する姿勢を見せ、支持者の一部を動揺させた。さかのぼること2016年、トランプはH-1Bビザ制度を「労働者にとって非常に悪い制度で、不公平だ」と呼び、「廃止すべきだ」と主張していた。しかしその数カ月前には「ビザに関しては、人材が必要ならそれで構わない。合法的にこの国に入ってこなければならないが」と語っている。


