しかし、こちらもエプコットと同様に、主役となるアトラクションは、ソーシャルメディアのブームよりずっと前に建設されたにもかかわらず、まるでインスタグラム(Instagram)映えを意識して作られたかのような、目を引く30のパビリオンだ。その多くは、ビッグベン、ピサの斜塔、自由の女神といった各国のランドマークを誇張して再現している。夜になるとそれらは色とりどりの照明で照らされ、地元のギフトや食品を販売する広大な露店街となる。料理の多くは非常にユニークで、それ自体がSNSなどで人気になっている。積み重ねられたラム肉のパティ、クロワッサンに挟まれたチーズバーガー、中身をくり抜いた柑橘類の皮に入ったレモンシャーベットなどがある。
グローバル・ビレッジとディズニーのパークとの大きな違いは価格だ。入園料は1日あたり約7ドル(約1110円、25ディルハム)だが、アトラクションごとに個別に乗車券を購入する必要があり、それぞれ4ドル(約633円、15ディルハム)から20ドル(約3160円、75ディルハム)かかる。対照的に、ディズニーのマジック・キングダムのチケットは今年、1日あたり200ドル(約3万1600円)を超えた。すべてのアトラクションへのアクセスが含まれているとはいえ、行列をスキップするためのパスにはさらに5ドル(約791円)から10ドル(約1580円)ずつかかる。これは購入をためらう金額になり得る。
ドバイ在住のシーマ・サブワニ(Seema Sabwani)がインスタグラムにコメントしたように、グローバル・ビレッジの入場料は手頃だが、一般的なテーマパークの高額なチケット料金は子育て世代のファミリー層にとって大きな負担になっている。価格設定は、筆者の同僚が最近ラジオ局「ドバイ・アイ(Dubai Eye)」で語ったように、グローバル・ビレッジの成功の秘訣の一つだ。
その魔法の方程式を構成する他の要素には、地域における独自性、幅広いショップ、そして何十年も前に訪れた子どもたちが今や自分の子どもを連れて戻ってきているという歴史がある。常設のアトラクションを定期的に追加することで、グローバル・ビレッジは来場者に再訪する理由を提供しており、これが世界中のテーマパークファンの注目を集める要因となっている。
旅行誌『コンデナスト・トラベラー(Condé Nast Traveler)』は「グローバル・ビレッジは本質的にあらゆる世代のためのテーマパークである」と評価し、テーマ・パーク・ワールド・ワイドは「世界各地のさまざまなパビリオンを巡るユニークな旅」と表現した。コースター・スタジオのバイビーは「これまでに訪れた中で最も精巧で、規格外(オーバー・ザ・トップ)なテーマパークの一つ」と付け加えた。


