教育

2026.10.04 09:19

思い込みではない——かつてないほどの「混乱」の時代を生き抜くレジリエンスの築き方

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どの世代も混乱(ディスラプション)を経験するものだ。戦争、紛争、景気後退、インフレ。さらに、気候変動がもたらす課題や、火災、洪水、猛暑、地震、海水温上昇による生息地の喪失といった被害もある。

ジョセフ・コフリン博士は、過去と現在の違いは、出来事と出来事の間隔が圧縮されている点にあると指摘している。博士は、今日の大きな混乱は孤立した出来事として起きるのではなく、互いに重なり合っていると説明している。

人々の寿命は延びている(そして退職後の期間も長くなっている)が、「次の混乱は、前の混乱が収まる前に到来する。これが『積み重ね問題(スタッキング・プロブレム)』だ」という。

社会学的、心理学的、感情的観点から言えば、これは次の「混乱」が到来する前に、私たちが悲しみを解消することも、その深さを認識することすらできていないことを意味する。

混乱のさなかで発揮されるレジリエンスの力

私たちは幼い頃から、あらゆる種類の喪失を経験し、悲しんできた。夏休みが終わり、キャンプの友人と別れてそのまま疎遠になる。学校を卒業し、学校の友人と会わなくなる。失恋に胸を痛める。応援しているチームが負ける。祖父母や両親が他界する。

つまり、誰もが喪失を経験するが、だからといって必ずしもレジリエンスがあるとは限らない。レジリエンスとは、立ち直って前に進むことができる力を指す。喪失によって自分という存在が決定づけられたり、人生の軌道が狂わされたりしないことを意味する。

レジリエンスを身につけることは、あらゆる年齢層の役に立ち、また何歳からでも高めることができるスキルだ。では、どうすればレジリエンスを「育てる」ことができるのだろうか。

筆者は、混乱の「積み重ね問題」について詳しく知り、この不確実な時代にレジリエンスを高める方法について助言を得るため、著書「Life and Loss: Legacy Writing in the Age of COVID-19(人生と喪失:コロナ禍におけるレガシー・ライティング)」の著者であるレイチェル・フリード(筆者と同姓だが親族ではない)に取材した。フリードは次のように提案している。

  • 混乱を認め、それが自分にどのような影響を与えたかを考える。
  • 自分が理解したことを、共感してくれる人に言葉や文章で共有する。
  • 悲しみ、怒り、恐れの感情を処理する方法について、専門家や賢明な人に助言を求める。
  • 穏やかな気持ちになれる場所を歩き、大自然の広がりや悠久の時に思いを馳せる。
  • すべてをコントロールしたり変えたりする力は自分にはないという現実を受け入れる。
  • 自分自身、大切に思う人々、そして自分のコミュニティに対して、無私で愛情深い感情を抱き、考え、行動するために、自分ができることをやると決意する。

注目すべきは、フリードの提案のほとんどが、一人では実行できないということだ。レジリエンスはともに築くものである。

それは驚くべきことではない。『ハーバード・ビジネス・レビュー』誌の記事「The Secret to Building Resilience(レジリエンスを築く秘訣)」で、ロブ・クロス、カレン・ディロン、ダナ・グリーンバーグは、レジリエンスの基盤は強固な人間関係とネットワークにあると結論づけている。

これは、ロバート・ウォールディンガーの「The Good Life: Lessons from the World’s Longest Scientific Study of Happiness(グッド・ライフ:幸福に関する世界最長の科学的研究から得られた教訓)」に関する研究とも一致する。彼は「良好で、互いを育み合う人間関係こそが、長期的な健康、幸福、長寿にとって唯一最も重要な要因である」と書いている。

Mentalhealth.comの最近の記事で、スザンナ・カルバートは「人生で最も困難な瞬間は、一人で立ち向かわないほうが乗り越えやすい」と述べている。人間関係はレジリエンスの基盤であり、量よりも質が重要だ。友人や家族は、感情的なサポートや具体的な助け、そして孤独や孤立を防ぐための居場所(帰属意識)を与えてくれる。研究によると、強い社会的つながりを持つ人は「うつや不安の発症率が低く、身体的健康状態が良好で、人生への満足度が高い」ことが明らかになっている。

抜け出す道は人間関係の中にある

外に出て健全な人間関係を築くのは簡単そうに聞こえるが、時間と意図が必要だ。貴重な参考資料となるのが、ルース・ウェストハイマー博士の遺作「The Joy of Connections: 100 Ways to Beat Loneliness and Live a Happier and More Meaningful Life(つながりの喜び:孤独を克服し、より幸せで有意義な人生を送るための100の方法)」である。本書の中で、ウェストハイマーは人生における5つの領域に基づいた、実践的で行動に移しやすいアイデアを盛り込んだ「つながりのメニュー」を提案している。

  • 自分自身
  • 家族
  • 友人や恋人
  • コミュニティ
  • テクノロジー

ウェストハイマーの著書は、「自分を大切にし、家族の絆を強め、友情や恋愛を育み、コミュニティに関わり、テクノロジーを賢く使う」方法を示している。これらはすべて、混乱が加速する現代において、私たちのレジリエンスを高めるという副次的な効果ももたらす。

つながりは防御である

ビートルズの「エリナー・リグビー」を聴くたびに、私は人間関係の価値を思い出す。サビの一節は、1966年当時と同じように今も胸に響く。「孤独な人々は皆、どこから来るのだろう。孤独な人々は皆、どこに属するのだろう」。今は孤独でいる時ではない。どこかに属する時である。人間関係を育て、慈しむことだ。確かに、それには時間と意図的な努力が必要である。しかしその投資こそが、長寿化と混乱の積み重なりの時代に切実に求められるレジリエンスを高めてくれる。

大きな混乱は、当面の間、続く一方だろう。衝撃はこれからもやって来る。自分にどれほどのレジリエンスがあるのかを考えたことがないなら、今こそ考える時である。覚えておきたい。つながりは防御である。

(forbes.com 原文)

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