11位:E・H・ハリマン夫人(1851–1932)
富の源泉:鉄道
純資産額(1918年当時):8000万ドル
純資産額(2026年相場):19億ドル(約3000億円)
「鉄道王」として名を馳せたエドワード・ヘンリー・ハリマンの妻メアリー・ウィリアムソン・アベレル・ハリマンは、1909年に夫の死去により6900万ドルを相続した。
12位:ヴィンセント・アスター(1891–1959)
富の源泉:不動産
純資産額(1918年当時):7500万ドル
純資産額(2026年当時):18億ドル(約2800億円)
毛皮貿易などで財を築き、米国で初めて資産が数百万ドルを超える「ミリオネア(百万長者)」となったジョン・ジェイコブ・アスターの曾孫。B・C・フォーブスの長者番付に名を連ねた1918年当時は、第一次世界大戦に従軍し海外にいた。ヴィンセントは父親がタイタニック号の沈没事故で亡くなり、莫大な遺産を継いだにもかかわらず、海軍に入隊して1917年に従軍し、自身が所有するヨットを軍艦として米政府に貸し出した。
13位(同率):ジェームズ・スティルマン(1850–1918)
富の源泉:綿花・銀行
純資産額(1918年当時):7000万ドル
純資産額(2026年当時):17億ドル(約2700億円)
医学の道を断念して、綿花仲介業などで地位を築いた父の事業に加わり、数百万ドルの富を築いたのち銀行業に転じた。
13位(同率):トーマス・F・ライアン(1851–1928)
富の源泉:交通事業・タバコ
純資産額(1918年当時):7000万ドル
純資産額(2026年当時):17億ドル
ウォール街の金融家であり、マンハッタンの路面電車路線を統合して米国初の持株会社を設立した。ライアンのタバコ事業は、ジェームズ・デューク率いる巨大企業アメリカン・タバコ・カンパニー(現ブリティッシュ・アメリカン・タバコの前身の1つ)の合併設立につながった。ミドルネームは「フォーチュン」といい、実にふさわしいことに「幸運」や「富」を意味する。
13位(同率):ダニエル・グッゲンハイム(1856–1930)
富の源泉:鉱業・製錬
純資産額(1918年当時):7000万ドル
純資産額(2026年当時):17億ドル
彼は19世紀後半、父マイヤーや兄弟たちと共同で鉱山を購入し、大富豪となった。弟ソロモンは、フランク・ロイド・ライト設計の建物が有名なニューヨークのグッゲンハイム美術館を設立した。
13位(同率):チャールズ・M・シュワブ(1862–1939)
富の源泉:鉄鋼
純資産額(1918年当時):7000万ドル
純資産額(2026年当時):17億ドル
証券会社のチャールズ・シュワブとは同姓同名の別人だ。こちらのシュワブは鉄鋼業界で杭打ち工から身を立て、カーネギー・スチールの社長へと昇り詰めたのち、USスチール、ベツレヘム・スチールの社長を歴任した。友人や家族のために惜しみなく金を使い、破産状態で死去した。
13位(同率):J・P・モルガン・ジュニア(1867–1943)
富の源泉:銀行
純資産額(1918年当時):7000万ドル
純資産額(2026年当時):17億ドル
「金融王」J・P・モルガンの息子で、父親とそっくりだった。


