4位(同率):ジョージ・F・ベイカー(1840–1931)
富の源泉:銀行
純資産額(1918年当時):1億5000万ドル
純資産額(2026年相場):36億ドル(約5700億円)
ベイカーは銀行の出納係からニューヨークシティ第一国法銀行(現シティグループの前身)の頭取にまでのし上がったが、ウォール街の外ではほとんど無名だった。「ジョージ・F・ベイカーの名前を新聞で見たことは一度もない。彼の取材への嫌悪感は大西洋よりも深い」とB・C・フォーブスは記している。ベイカーは1924年に500万ドル(現在の価値で約1億ドル=約157億円)を拠出し、ハーバード・ビジネス・スクールのキャンパス建設資金をほぼ個人で賄った。
4位(同率):ウィリアム・ロックフェラー(1841–1922)
富の源泉:石油・鉄道
純資産額(1918年当時):1億5000万ドル
純資産額(2026年相場):36億ドル
ジョン・D・ロックフェラーの弟で、石油事業に参入する前は帳簿係や農産物商をしていた。
6位(同率):エドワード・S・ハークネス(1874–1940)
富の源泉:石油
純資産額(1918年当時):1億2500万ドル
純資産額(2026年相場):30億ドル(約4700億円)
スタンダード・オイルのパートナーであった父スティーブンと、1916年に子を持たないまま死亡した兄チャールズから、数百万ドルの遺産を相続した。
6位(同率):J・オグデン・アーマー(1863–1927)
富の源泉:食肉加工
純資産額(1918年当時):1億2500万ドル
純資産額(2026年相場):30億ドル
1901年に父親の死去を受けてシカゴの食肉加工会社アーマー・アンド・カンパニーを継承すると、売上高を1億8200万ドルから10億ドル超に伸ばした。しかし、第一次世界大戦後の不況、数々の投資の失敗、5000万ドル相当の投資を行ったドイツマルクの暴落により、築き上げた財産は晩年にはほぼすべて失われてしまった。
8位(同率):ヘンリー・フォード(1863–1947)
富の源泉:自動車
純資産額(1918年当時):1億ドル
純資産額(2026年相場):24億ドル(約3800億円)
「フォード氏の経歴はあまりにも有名なため、改めて振り返る必要はない」とB・C・フォーブスは記している。
8位(同率):ウィリアム・キッサム・ヴァンダービルト(1849–1920)
富の源泉:鉄道
純資産額(1918年当時):1億ドル
純資産額(2026年相場):24億ドル
海運王・鉄道王として名を馳せ「コモドール(代将)」の異名をとったコーネリアス・ヴァンダービルトの孫で、1899年に兄のコーネリアス2世が死去すると一族の事実上の当主となった。
8位(同率):エドワード・H・R・グリーン(1868–1936)
富の源泉:銀行
純資産額(1918年当時):1億ドル
純資産額(2026年相場):24億ドル
「ウォール街の魔女」と呼ばれた女性投資家ヘティ・グリーンの息子。大富豪の母親が吝嗇家で、誘拐を恐れ、また固定資産税の支払いを拒否したため、安下宿で育った。ヘティが倹約生活と賢明な投資によって築き上げた財産の一部を相続したのち、複数の邸宅、ヨット、自動車などを購入し、さらには専用空港をも手に入れた。


