経営陣は、米国時間2026年7月29日の決算説明会で、Azureの売上高が前年同期比で約45%伸びるとの見通しを示した。2027年度第1四半期についての見通しで、為替変動の影響を除いた数字だ。
経営陣はまた、顧客の需要が、同社が提供できるデータセンターの処理能力を上回る状態が続いていると述べた。10月27日の決算で注目すべき数字は、Azureの伸び率である。約45%を下回れば、Azureは見通しに届かなかったことになる。上回れば、新たに用意した処理能力が売り上げに結びついていることを示す。マイクロソフトは、その処理能力を整えるために巨額の資金を投じている。
マイクロソフトが2026年に投じる約1750億ドル
2026年(1〜12月)のマイクロソフトの設備投資は、まだ続いている最中である。経営陣は7月29日の決算説明会で、その総額を約1750億ドルと見積もった。マイクロソフトの直近12カ月の売上高3318億ドル(約52兆4000億円)の、半分を超える額である。この約1750億ドルは、それまでの約1900億ドル(約30兆円)から引き下げた数字だが、データセンターのリース契約の会計処理を変えたためで、投資の中身そのものは変わらないと経営陣は説明している。
この資金は、データセンターと、その中に収める半導体に向けられている。経営陣は同じ決算説明会で、設備投資が増えたことで、フリーキャッシュフローがすでに減っていると述べた。10月の決算発表の次の、2027年度第2四半期(2026年10〜12月期)の決算発表は、米国時間2027年1月26日に予定されている。その時点では2026年が終わっているので、設備投資の総額を確かめることができる。総額が1750億ドルを大きく上回っていれば、マイクロソフトは自ら示した額よりも多くの資金を使ったことになる。経営陣は、これだけの設備投資をするのは、それに見合う需要が見えているからだと説明している。そして、その需要の手がかりになる決算を、クラウドの競合2社がマイクロソフトと同じ週に発表する。


