リーダーシップ

2026.10.05 10:00

AI導入を停滞させる「CEOギャップ」、IBM調査で社員の利用率は25%止まりと明らかに

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HTECが1500人超の経営幹部を対象に行った調査も、同じ方向を示している。同調査では、77%が「AIの価値は、テクノロジーよりも人材とプロセスによって制約されている」と考えていることがわかった。同社の最高戦略責任者(CSO)ローレンス・ウィットル(Lawrence Whittle)はインタビューに対して、「CEOはAIの利用を増やし始めるだけでなく、事業全体におけるコミュニケーション、実行支援、信頼構築にもっと取り組む必要がある」と語った。

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IBM、BCG、シリコンバレーの共通見解——CEOギャップはどこに現れるのか

ある大手製造業企業のリーダーは、あえて既存の仕組みを壊すCEOの例を挙げた。そのCEOは、業務が本社の役員室に届く前にAIを通過することを求め、社内分析が「待つべきだ」と示しても導入を推し進めた。結果はその判断が正しかったことを示している、とそのリーダーは述べた。

だが、そのようなCEOはまれである。現在、CEOの72%がAIに関する主要な意思決定者は自分だと回答しており、その割合は前年の2倍に達している。BCGは、決断力ある投資と迅速なリスキリングを通じて変革を推進する「トレイルブレイザー(先駆者)」グループに分類されるCEOは約15%にすぎないとしている。

コンドイトの(Condoit)のCTOであるシャーウッド(Sherwood)は、同社にとって最高の顧客は「フォワード・デプロイド・エンジニア(現場派遣型エンジニア)」を求めるCEOだと語る。これはシニア開発者を顧客の社内に常駐させ、実際の業務を観察しながらシステム開発を行わせる手法だ。さらに同氏は、AIを使えばコードベースを数週間で2倍に増やせるからこそ「ガバナンス体制(管理体制)が追いつくまではプロダクトを出荷すべきではない」と付け加えた。

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CEOギャップにはもう1つの形がある。ツールを禁止するCEOだ。フューチャー・トゥデイ・ストラテジー・グループ(Future Today Strategy Group)のCEOであるエイミー・ウェブ(Amy Webb)はLinkedIn(リンクトイン)で、生成AIを禁止したCEOについて書いている。そのようなCEOのもとにありながら、従業員たちは私物のスマートフォンのAIアプリに会社のデータを貼り付けていたというのだ。

次ページ > 長期的な損害を与えるのは制約そのものではなく、経営幹部の反応だ。

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