暑さが新たな買い物のきっかけに
暑さは旅行中の消費行動にも影響している。「暑さをきっかけに日本で新たに購入した商品」では、「日傘」「帽子」「ハンディファン」「スポーツドリンク等の水分補給飲料」などが並んだ。また、日本で初めて知った暑さ対策商品では「冷却シート」が最も多く、次に「ハンディファン」「日傘」「冷感スプレー」と続いた。日本では身近な暑さ対策グッズが、訪日客にとって新たな商品との出会いにもなっているようだ。


9割以上が「夏の日本に来てよかった」
これだけの暑さを経験しながらも、日本の夏に対する評価は高い。「夏の時期に日本に来てよかったと思うか」と尋ねたところ「とてもそう思う」「そう思う」を合わせて94.1%が肯定的に回答した。

さらに日本の夏に体験してみたいことでは「日本の夏のグルメ」が最多。続いて「花火大会」「夏祭り」となった。

調査元は、日本特有の「湿度を伴う暑さ」を来日前から伝えることや、街なかで休憩できる場所を分かりやすくすること、コンビニやドラッグストアなどで暑さ対策商品を手に取りやすくすることなど、受け入れる側にもできる工夫があると分析している。また夏のグルメや花火大会、夏祭りなどへの関心も高いことから、暑さへの備えから暑さ対策商品の購入、夏ならではの文化体験までをひとつの旅行体験として設計するという考え方も示している。
「暑いから夏の日本を避ける」のではなく、暑さに対応しながらこの季節ならではの日本を楽しむ。暑さも含めて旅の過ごし方を工夫するという、夏の訪日旅行のあり方を考えさせられる調査結果だった。
【調査概要】
調査期間:2026年8月16日~9月6日
調査場所:東急歌舞伎町タワー
対象者:訪日外国人観光客
調査形式:調査員によるアンケートをベースとした聞き取り調査
回答者数:84人


