多くの人は、世間話は気まずいものになるだろうと考え、こうしたやり取りを避けてしまう。学術誌『Journal of Experimental Social Psychology』に2022年に掲載された研究では、1週間にわたって見知らぬ人に話しかけるよう繰り返し促された人は、そうすることをさほど不安に思わないようになり、実際の会話がどのようなものになるかを正確に予測できるようになった。そして実際の会話では、本人たちが予想していたよりもうまくいく傾向があった。
現実的な毎週の目標としては、1つの日常的なやり取りを少し長くしてみるといい。例えば、よく顔を合わせる店主に「今日は忙しいですか」と尋ねるなどだ。時間がたつにつれて、こうした顔見知りの中から、会うのが本当に楽しみになる人が出てくることもある。
習慣6:気まずくても連絡する
長く音信不通だった後で、再び連絡するのは気まずく感じられることがある。相手はもう自分のことを忘れてしまったのではないか、「なぜ今になって連絡してくるのか」と思われるのではないかと心配してしまう。学術誌『Journal of Personality and Social Psychology』に2023年に掲載された研究では、人は自分から連絡したときに、相手がどれほどそれを嬉しく思うかを過小評価する傾向があることがわかった。研究の参加者が、友人にメッセージを送った実地実験でも同じことが確認された。
こうしたためらいは多くの場合、相手を気遣う気持ちからきている。誰も相手の邪魔をしたくはないからだ。問題は、相手も全く同じ理由で連絡を控えている可能性があることだ。
疎遠になっていた理由を長々と説明する必要はない。「最近あなたのことを考えていた」「近況を話したい」と伝えるだけで、多くの場合は関係を再開できる。
習慣7:交友を振り返る
週に一度、数分かけて最近連絡を取った人と、取っていない人のケースを考えてみるといい。英国の人類学者ロビン・ダンバーの研究では、人が一度に維持できる親密な人間関係の数には限りがあることを示唆している。具体的な数については議論の余地があるものの、大筋のところは広く受け入れられている。つまり、人の注意力は限られており、人間関係はその注意力を奪い合うのだ。
週に一度、少し時間を取って振り返ることで、関係の疎遠に早期に気づき、関係を修復することも容易になる。また、そのプロセスをより意識的なものにしてくれる。ある関係が以前ほど親密でなくなることは、人生においてごく自然なことであり、それが自らの選択である限り何の問題もない。
維持したい人間関係については、この振り返りによって次のステップが明確になる。その一歩は多くの場合、いつかではなく今週中にメッセージを送ることだ。


