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テクノロジー

2026.10.26 10:30

米国ヒューマノイド業界で勝ち残るのは3社、ロボット特化ファンドCEOが選ぶ有望企業

(C)Tesla

「実のところ、あなたの指摘はその通りだ。現時点では、AI技術においてFigureがテスラを上回っているのは明らかだ」とカンは言う。

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彼は、Figureが公開した長時間のライブストリームを例に挙げた。そこでは、同社の「Figure 03」が数日間にわたって荷物の仕分けを行った。5月に行われた実験では、3台のロボットが200時間にわたって約25万個の荷物を処理したが、重大なハードウェア故障は発生しなかった。テスラがこれに匹敵する成果をまだ示せていない理由について、「イーロンには他にやるべきことが山ほどあるからだ」とカンは説明する。

確かにマスクは多忙だ。スペースXの上場、xAIとの合併、Cursorの600億ドル(約9.4兆円)規模での買収、そして米国政治への度重なる関与など、多くの仕事を抱えている。問題は、テスラがヒューマノイド・ロボットでもEV「モデルY」のようなヒット作を生み出せるかどうかだ。マスクが他に仕事を山ほど抱えている状況は変わらないだろうが、カンはいずれ実現すると考えている。

「イーロンが意識を向けさえすれば、他のCEO 5人を合わせたのと同等の成果を上げられるだろう。彼にスイッチが入るのは時間の問題だと思う」とカンは述べた。彼がそう考える根拠は、過去の実績こそが将来の実績を予測する最も確かな指標だという点にある。「イーロンは、これまで期限に遅れることはあったが、他の誰にも実現できなかった技術を自身が率いる企業で実現してきた」とカンは語る。

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ロボストラテジーが開示したポートフォリオによると、8月31日時点の同社の純資産は2億7670万ドル(約436億円)だった。その内訳は、Apptronikが14.2%、Figureが13.8%となっており、カンが有望視する3社のうち2社でポートフォリオ全体の約28%を占めている。一方、テスラは含まれていない。同社株が年初来で20%弱下落していることを考えれば、これは賢明な判断だろう。カンは言及していないが、ロボストラテジーが買いに入る水準があるのかもしれない。

ロボットにはヒューマノイド以外にも多くの分野がある。実際、同ファンドで最大のポジションとなっているのは、産業用オートメーションを手掛けるStandard Botsで、純資産の31.4%を占めている。残りは、Dyna、Dexmate、Maven Robotics、Path Robotics、Eccentric Machinesなど数社で構成されている。つまり、同ファンドの3分の1近くは、従来の標準的な産業用ロボットが占めている。

カンは、同ポッドキャストの中でファンドの投資先を明かした。その中の1社であるDexmateについては、ロボストラテジーがシードラウンドとシードプラスラウンドを主導し、ポストマネー評価額はそれぞれ1億2300万ドル(約194億円)と2億1600万ドル(約340億円)だった。また、アクチュエータ・スタートアップのEccentric Machinesについては、プレシードラウンドを主導している。その一方で、カンはAgility Roboticsにはそれほど関心を示していない。同社は、SPAC合併を通じて上場する予定で、評価額は25億ドル(約3940億円)規模とされている。 

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編集=朝香実

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