気候変動と農業の未来 レタス栽培には「太陽光パネルの日陰」が必須に?

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気候対策だけじゃない太陽光パネル下のレタス栽培、収益化にも期待

アグリボルタイクスについては、安価な電力が得られること、農業雇用が創出されること、そしておそらく最も重要な点として、食料生産量が増えることがすでにわかっている。これらを総合すると、レタスのアグリボルタイクスは収益につながることが示唆される。

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急成長するアグリボルタイクスの市場規模はすでに200億ドル(約3.1兆円)を超え、将来の気候に関する研究結果を踏まえると、今後もさらに拡大していくとみられる。バチカン市国ではすでに電力の100%をアグリボルタイクスで賄っており、周辺地域の人々はより新鮮な食料を享受できるようになるだろう。レタスの経済価値は、同じ土地面積でアグリボルタイクスによって発電した電力の最大4倍にもなるため、農家には経済的なメリットもある。

輸入関税25%の仮想シナリオに基づく経済モデルでは、カナダ産アグリボルタイクス・レタスの価値は最大7億7900万カナダドル(約870億円)に達すると予測されている。循環型の食料・エネルギー生産、貿易リスクの軽減、持続可能な都市供給において役立つシステムであることがわかる。

この研究は、将来の持続可能性への移行において、アグリボルタイクスが気候適応型かつ資源効率の高い生産システムとして実現可能であることを実証した。これに先立ち、従来は南方の作物であるスーパーフード、アマランサスの栽培においてもアグリボルタイクスが効果を発揮することが確認されている。

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将来、より高温化した気候の中で農作物の収量が損なわれるのを防ぐ有効な手段の一つは、どうやら太陽光パネルで部分的に日陰を作ることにあるようだ。太陽光発電による電力が現在、電力会社の供給する電気よりも安価だという事実は、あくまでおまけにすぎない。将来も今と同じくらいたっぷりサラダを食べたいのであれば、アグリボルタイクスは気候変動の課題に対処する優れた解決策となりそうだ。

(forbes.com原文)

翻訳・編集=荻原藤緒

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