中国青年報が最近行った調査によると、卒業を控えた学生の51.8%が、「就職のハードルが高くなった」と回答している。「多くの大学生は、学んだ知識が卒業前に時代遅れになることを恐れている。厳しい雇用市場に入る時期を遅らせる手段として大学院進学を選ぶ若者が増えており、『受動的な就職先送り』の増加を反映している」とタンは述べた。
だが、新しいテクノロジーへの対応にプレッシャーを感じているのは大学生だけではない。教員も同じだとタンは言う。「多くの大学教員は産業界でAIを実際に使った経験に乏しく、AIを有意義に授業に組み込むことに苦労している。既存の教員評価制度もテクノロジーの変化に追いついておらず、教員の仕事上のストレスを増大させている」
産学連携が進化中
タンによると、こうした変化に対応するための大学と産業界の連携は急速に進化しており、それは客員講師による講義や、時折行われるインターンシップをはるかに超えているという。新たなモデルとしては、産業界に特化した学部、共同研究室、大学教員と産業界の専門家による二重アドバイザー制度、企業が設計したカリキュラム、共同運営評議会、シラバス(詳細な授業計画書)に組み込まれた実社会での企業プロジェクト、共同研究を実用化につなげるプロセス、などが挙げられる。
企業は人材育成サイクル全体にますます積極的に関与していると、タンは分析している。その代表的な事例としては、中国電子科技大学と中国電子科技集団のタイアップ、西安翻訳大学とiFlytekによる共同AI産業カレッジ、復旦大学社会発展・公共政策学院とソーシャルメディア大手のTencent(テンセント)による社会科学AI実践プログラム、北京のテクノロジーサービス企業iSoftStone(アイソフトストーン)と中国で最も古い私立大学の1つであるシアス大学とのプログラムなどが挙げられる。


