iPhone Duo発表を機に、折りたたみスマホ市場の拡大予測にも注目
2026年9月9日に発表されたiPhone Duoは、ティム・クックの後任としてCEOに就いたジョン・ターナスにとって、就任後初の製品発表となった。2026年9月には、折りたたみ式スマホが将来、通勤中に使う定番端末になる可能性があり、10年以内に新規販売されるスマホの過半を占めるとの予測も出ている。
ブルームバーグのテクノロジー担当記者マーク・ガーマンは、2026年9月13日付のニュースレター「Power On」で「ポケットに収まる端末で大画面を使える利点に気づく利用者は増えていくでしょう。多くの作業で、ノートパソコンやタブレットの代わりにもなります」と述べた。
アップルとサムスンが折りたたみ端末を訴求する際、中心に置いているのは、折りたたんだ時の携帯性と開いた時の大画面を1台で両立させる考え方だ。ニュージーランドのティム・クックはサムスンの広告で「未来はここにあります」と語る。クックは別のGalaxy Z Fold8の開封動画にも登場している。
@samsungnz You’ve seen Tim Cook unveil a phone before. Just never quite like this. Tim Cook, from Palmerston North, unboxes the #GalaxyZFold8. #SwitchToGalaxy♬ original sound - Samsung New Zealand
サムスンとグーグル、比較広告でアップルを繰り返し挑発
サムスンが広告でアップルをからかったのは今回が初めてではない。iPhone利用者にGalaxyへの乗り換えを促すため、2018年には、Apple Storeの対面サポート窓口「Genius Bar」を模した比較広告シリーズ「Ingenius」を展開した。Galaxy端末を宣伝しながら、iPhone Xの画面上部にある切り欠きやイヤホン端子がない点などをやり玉に挙げた。
アップルを広告で挑発してきたのはサムスンだけではない。2025年、グーグルはPixel 10シリーズの予告広告で、アップルがiPhone 16向けSiriのAI機能強化を延期したことを皮肉った。
グーグルのPixel 10シリーズの広告では男性の声が、「間もなく登場するとされた新機能を目当てにスマートフォンを買ったのに、その『間もなく』が丸1年続くなら、『間もなく』の意味を変えてもいいでしょう。それとも、スマートフォンそのものを替えてしまえばいいのです」と重々しく語った。
スマホ乗り換えへの抵抗感をセラピー形式の広告で描く
スマホのメーカーを替えることに抵抗を感じる人もいる。サムスンは2026年9月14日、メーカーを替える際のためらいを題材にした軽妙な広告キャンペーン「Switchers」を公開した。
「Switchers」の広告には、米パラマウント傘下の映像ブランドShowtimeのドキュメンタリーシリーズ『Couples Therapy』に出演する臨床心理学者オーナ・グラルニクが登場する。グラルニクは相談者とのセラピーを行い、別のスマホメーカーへ乗り換える際の心理的な壁を越えられるよう手助けする。
その上でサムスンは今回の広告で、アップル前CEOと同姓同名のティム・クックにGalaxy Z Fold8を使わせているというわけだ。


