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2023.07.31 09:30

モバイルオーダー限定のカレーショップ、コロナ後のオフィス街で大人気の理由

急成長を続けている、TOKYO MIX CURRYの「スマホアプリでしか買えないカレー」

2019年6月にサービスを立ち上げたTOKYO MIX CURRY(以下、TMC)は、コロナ禍の中でも堅実な成長を続けてきたカレーショップだ。大きな特徴は商品であるカレーをモバイルアプリで買う販売スタイル。都内のオフィス街を中心に、オフラインとオンラインの購買体験が融合するOMO型店舗を拡大してきた。TMCを運営するFOODCODEはテクノロジーによってオフィスランチのあり方も変えようとしている。CEOの西山亮介氏を取材した。

わがままをかなえてくれるモバイルオーダーシステム

TMCは「スマホアプリでしか買えないカレー」を提供することで独自性を打ち出し、サービス開始から4年の間に顧客と店舗を拡大してきた。今回は2023年6月14日にオープンした都内の商業施設、KITTE丸の内の新店舗に西山氏を訪ねた。

 東京丸の内の商業施設KITTEの地下1階に、新しくイートインも可能なショップをオープンした東京丸の内の商業施設KITTEの地下1階に、新しくイートインも可能なショップをオープンした

西山氏には平日ランチタイムのピークアワーを避けて取材の時間をいただいたはずなのに、1時間弱のインタビューの間にも店内にはひっきりなしにイートインやテイクアウトの利用客がやってくる。TMCのカレーは、利用者がアプリから注文する際に引き取り時間を選択すると待たずに店内で食べたり、テイクアウトができる。昼食のタイミングを自身の都合に合わせやすいビジネスパーソンには、タイムパフォーマンスがよいことも好評を得ているようだ。

iOS/Androidに対応するモバイルアプリを開いて、最初に「受け取り方法」を選んでから、TMCの看板メニューである「トマトチキンカレー」、または毎週異なるメニューを提供する限定カレーを決める。アプリからはカレーの辛さ、ライスの量、トッピングなどの項目を自分好みに細かくカスタマイズしながらオーダーできる。

なお、TMCは2023年7月下旬時点で都内に5つのイートイン店舗を構えている。テイクアウトによる注文はイートイン店舗はもちろん、テイクアウト専門の店舗、またはFOODCODEが提携する飲食店などの店舗に設置されたスタンドでピックアップする。

注文したカレーの受取時間はアプリから「15分刻み」で細かく選べる。顧客の希望に沿ってカスタマイズしたカレーをつくる手間は並大抵ではないと想像できるが、その上さらに指定された時間にできたてのカレーを提供できる秘訣はどこにあるのだろうか。

スマホアプリから食べたいカレーをカスタマイズした後に注文。受け取り時間も指定できるスマホアプリから食べたいカレーをカスタマイズした後に注文。受け取り時間も指定できる
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編集=安井克至

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