フリーランスが活用すべき4つの受動的な収入源

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フリーランスは今や、普通の働き方になろうとしている。米非営利組織フリーランサーズ・ユニオンと米クラウドソーシング大手アップワークによる2017年の調査では、米国の労働力の36%が、少なくともパートタイムでフリーランス活動に従事していることが分かった。

フリーランスで働く人の数が増えているのは明らかだが、急激な成長とともに課題も出ている。その一つは、報酬の高い仕事における競争の激化と、今は低い報酬でも大丈夫だと考える人が行う値下げだ。

これにより、フリーランスとギグ・エコノミー(労働者がインターネットを通じ、単発の仕事を受注することで成り立つ経済)全体に新たな問題がもたらされている。米フィンテック企業スペラ(Spera)の調査では、フリーランスの57%が既にキャッシュフローに問題を抱えていると報告している。また、米オンライン支払い大手ペイパルによる2018年の調査によると、フリーランスの58%は期限通りに報酬を受け取れなかったことがある。

こうした状況をコントロールするため、フリーランスで働く人ができることの一つは、受動的な収入源を作り出すことだ。こうした定期的な収入源は、最初の作業が完了すればほとんど、あるいは全く労力が必要とされないため、時間とともに継続的な収入を生み出すことができる。ここでは、受動的な収入の流れを作り、経済的安全性を生むための4つの方法を紹介する。

1. アフィリエイトマーケティング

アフィリエイトマーケティング(成果報酬型広告)は、個人のウェブサイトやブログからちょっとした収入を得るシンプルな方法だ。アフィリエイトマーケティングとは一言で言うと、自分のサイトやコンテンツに商品やサービスへの特別なリンクをつけることだ。読者がこうしたリンクをクリックして商品を購入すると、その売り上げから一定の割合で報酬が支払われる。ほとんどのパブリッシャーは、会員を求めているブランドとのアフィリエイトネットワークを契約している。こうしたネットワークがあなたの報酬をチェックし、支払いをしてくれるはずだ。

ただし、アフィリエイトマーケティングは、テキストの中に複数のリンクを記載して売り上げが出るのを待つほどシンプルなことではない。成功のためには、いくつかベストプラクティスに従う必要がある。まず、アフィリエイトのリンクを使っていることを必ず公表し、読者がだまされていると感じないようにすること。そして、自分のニッチな分野やコンテンツと関係のある商品にリンクをつけるようにする。あなたが個人的に保証できる商品やサービスにのみリンクを貼るのが理想的だ。

2. デジタル製品の販売

デジタル製品は、ストックフォト、プラグイン、テンプレートアプリなどだ。製品はネット上のマーケットプレースやストックフォトサイト、自分のウェブサイトなどで販売できる。
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翻訳・編集=出田静

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