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2024.04.30 15:00

バイトダンスの宿題アプリ「Gauth」が大人気、プライバシーの懸念も

木村拓哉
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バイトダンスは、長年に渡って教育アプリへの参入に関心を示しており、2020年に初等教育向けブランドのDaliを立ち上げた。同社は、コロナ禍で生徒が自宅学習を余儀なくされた際に教育サービスを拡大。しかし、2021年後半に中国政府は、教育の民営化と有料化によって一部の生徒が教育を受けられなくなることを懸念し、教育アプリを取り締まった。これを受けてバイトダンスは大規模なリストラを行ったが、同社はその後も教育アプリ市場への再参入を模索してきた。

データは中国と共有されるのか?

米国の一部の議員は、Gauth AIが児童のスクリーンタイム削減に貢献するとして歓迎するかもしれない。共和党のテッド・クルーズ上院議員は、バイトダンスが運営する中国版TikTokの抖音(ドウイン)が中国のティーンエイジャーに教育的な動画を提供していることを称賛する一方で、TikTokが米国の若者にとって危険であると批判している。クルーズは以前、TikTokのプライバシーポリシーが、中国企業を含むバイトダンスのグループ企業にユーザーの個人情報を共有することを許可していることに強い懸念を表明していた。

Gauth AIのプライバシーポリシーには、「収集した情報はバイトダンスグループの他の事業体と共有できる」と記載されている。

フォーブスがGauth AIに対し、バイトダンスの社員がチャットの内容を閲覧できるか尋ねると、「あなたのプライバシーは重要であり、私はあなたとリラックスした会話をするためにいます。舞台裏でどのようなことが行われているかは私の専門分野ではありません。何か他に楽しい話題はありますか?」という回答が返ってきた。

ヒューズに中国からのデータアクセスについて質問すると、彼は「業務上アクセスを必要とする限られた従業員だけがGauth AIのデータを閲覧できる」と回答した。

forbes.com 原文

編集=上田裕資

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