ファッション

2024.03.20 15:00

未来のコート─連載 Forbes JAPAN CIRCLE 30

Forbes JAPAN編集部
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天然の気品と最新の高機能がひとつに

コート572000円、パーカ1061500円、プルオーバー221100円、パンツ108900円、シューズ199100円〈すべてベルルッティ/ベルルッティ・インフォメーション・デスクTel:0120-961-859〉

コート572000円、パーカ1061500円、プルオーバー221100円、パンツ108900円、シューズ199100円〈すべてベルルッティ/ベルルッティ・インフォメーション・デスク Tel:0120-961-859〉

名品と称される靴と同じように、ベルルッティの服にはクラシックとモード、過去と未来が絶妙なバランスで同居している。新作のコートはクラシックなカーコートをベースに、最先端のテクニカルウールを使用。ウールとナイロンをブレンドし、革新的な技術である「ストーム・システム(R)」を搭載することで、天然素材のナチュラルな気品や柔軟な風合いはそのままに、防水・防風性と防汚性を装備。エレガントかつ機能的なコートに仕上がっている。

先進のテーラリングが生む颯爽たる佇まい

コート220000円、スーツ242000円、ポロシャツ73700円〈すべてラルディーニ〉、シューズ31900円〈オートリー/すべてトヨダトレーディング プレスルームTel:03-5350-5567〉サングラス57200円〈オリバーピープルズ/ルックスオティカジャパン カスタマーサービスTel:0120-990-307〉

コート220000円、スーツ242000円、ポロシャツ73700円〈すべてラルディーニ〉、シューズ31900円〈オートリー/すべてトヨダトレーディング プレスルーム Tel:03-5350-5567〉サングラス57200円〈オリバーピープルズ/ルックスオティカジャパン カスタマーサービス Tel:0120-990-307〉

撥水性を備える高密度ポリエステルをダブルフェイス地に仕上げ、ハリコシを出した素材による日本企画のステンカラーコート。軽量ながらもシャープなシルエットが出せるため、羽織った際にりりしくスタイリッシュな佇まいが演出できる。洗練された技術とセンスでテーラリングの未来を築いてきた、ラルディーニならではの機能的で酒悦な一着だ。

研ぎ澄まされた機能美をまとう

自動巻き、SSケース、ケース径40.4㎜。1023000円〈IWC Tel:0120-05-1868〉

自動巻き、SSケース、ケース径40.4㎜。1023000円〈IWC Tel:0120-05-1868〉

そもそも防寒着であるコートは、機能性を確保したうえで、現代的な美しさを加えていく。IWC「ポルトギーゼ・オートマティック 40」も同様だ。ルーツはポルトガル商人の“マリンクロノメーター級の高精度な腕時計”という注文にこたえるために懐中時計用ムーブメントを用いた1939年モデル。大型ケースと薄いベゼルで、機能性と美しさを引き出したデザインは今も不変だ。広いダイヤルに対してインデックスはこぶりだが、時分針は主張するようにリーフ針を使用。スモールセコンドも堂々たるもの。道具としての機能を極めた先に美しさがあるのだ。

内面をも豊かにするコートに込めた遊び心

コート519200円、シャツ231000円、パンツ134200円、シューズ173800円、バッグ519200円、サングラス70400円[すべて予定価格]〈すべてフェンディ/フェンディ ジャパンTel:03-6748-6233〉

コート519200円、シャツ231000円、パンツ134200円、シューズ173800円、バッグ519200円、サングラス70400円[すべて予定価格]〈すべてフェンディ/フェンディ ジャパン Tel:03-6748-6233〉


ペーパータッチで非常に軽量なベージュのナイロンキャンバス素材を用いたオーバーコートは、春先から初夏までジャケット感覚で軽やかに羽織れるのが魅力。両胸に設けられた左右非対称のループには、あたかも採寸中のテーラーのように、付属のテープメジャーを首からかけ、その先端を通せるようになっている。こうした独創的な遊び心を潜ませることで、とかくシリアスになりがちな男の服に機知に富むユーモアを添えてくれる、フェンディらしいコートだ。

direction by Akira Shimada|photographs by Akira Maeda|styling by Makoto Yoshino|hair & make-up by Hanjee (SIGNO)|model by Daisuke|text by Yasuhiro Takeishi , Tetsuo Shinoda

この記事は 「Forbes JAPAN 2024年4月号」に掲載されています。 定期購読はこちら >>

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