9.11に関する陰謀論も再浮上
「私は大きな陰謀論にハマっている」と彼女は付け加え、9.11が仕組まれたものだったとも主張した。「9.11に関して調べ、米国が何らかのかたちで関与したという話に触れている」と彼女は述べている。#lettertoamerica のハッシュタグを検索すると、2番目に表示されるハッシュタグは#deathtoamerica(米国に死を)で、トップの投稿には星条旗を燃やす画像が含まれている。
このハッシュタグとパレスチナ国旗の絵文字を使ったあるTikTokのユーザーは「政府を転覆させるべきだ」と語り「それがZ世代によるものだったらおもしろいのに」とも述べている。他にも、プラットフォームによる検出を回避するために「アメリカへの手紙」やビンラディンの綴りを微妙に変えた投稿が掲載され、同様の主張を行っている。
イスラエル・ガザ紛争をめぐる抗議や議論が世界を席巻するなか、TikTokはこうした会話の重要なプラットフォームとなり、情報源として成長を続けている。ピュー研究所によると、米国の10代の3分の2がTikTokを利用したことがあるという。
戦火の中で、より多くの米国人がTikTokに情報を求めるようになり、大統領選挙まで1年を切った今、このプラットフォームのオーナーが中国企業のバイトダンスであることへの懸念も強まっている。フォーブスは、以前の記事で、TikTokのアプリが米国人を監視し、米国の世論を分断するニュースをプッシュするために使用されていることを報じていた。