アマゾンが10代に特化したプロバスケ「OTE」の独占放送権を獲得

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アマゾンは11月2日、16〜20歳までの選手のみを対象とするプロバスケットボールリーグ「オーバータイム・エリート(OTE)」の独占放送権を取得したと発表した。ソーシャルメディアに特化した新興リーグのOTEは、スポーツ分野で事業を拡大中のアマゾンからの出資を獲得した。

アマゾンはまた、OTEの親会社の「オーバータイム」が8月に実施したシリーズDラウンドに、ラッパーのドレイクや、NBA のスター選手のケビン・デュラントと共に参加したと発表した。このラウンドには、ジェブ・ベゾスや投資会社のブラックストーンらも参加していた。

アマゾンは、1シーズン20のOTEの試合を今後3年間放送する予定で、最初の放送は4日に行われる。

アメリカンフットボールのNFLや女子プロバスケのWNBA、MLB、英国プレミアリーグの試合をアマゾン・プライムで独占中継しているアマゾンは、また新たな投資をスポーツ分野で行った。

同社はまた、ネットフリックスがF1ドライバーを題材としたドラマ「Formula 1: 栄光のグランプリ」を模倣したスポーツ選手のリアリティ番組を、アマゾンプライムで放映する予定という。

オーバータイムは、8月にF1の親会社のリバティメディアが主導したシリーズDで、評価額5億ドルで1億ドルを調達していた。

アマゾンは昨年4月、NFLの「サーズデイズナイト・フォットボール」の独占放送権を年間10億ドル以上で獲得していた。2016年設立のオーバータイムは、SNS上で多くのフォローを獲得し、昨年、独自リーグのOTEを立ち上げた。

OTEは、16歳から19歳の選手に最低10万ドル(約1480万円)の年俸を提示し、SNS上の露出を約束することでスター選手を獲得している。同リーグの注目選手の19歳のアメン・トンプソンとオーサー・トンプソンの兄弟は、2023年のNBAドラフトの1ラウンド目に入ると予想されている。

forbes.com 原文

編集=上田裕資

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