ビジネス

2018.04.07 11:00

米フォーブス誌が選出した、米国発「すごい中小企業」25選




Dansko──年間売上1.2億ドルを叩き出す総合靴メーカー


売上:1億2000|万ドル従業員数:150人

1990年創業。CEOのマンディー・キャボットは、デンマーク人の夫に勧められ、歩きやすい同国の「木靴(サボ)型」靴の輸入販売をスタート。2005年、1.5億ドルでのTimberlandへの売却を直前撤回、100%の社員持ち株制に。

Turnerboone──オフィス家具販売・メンテナンス

売上:2100万|ドル従業員数:24人

2004年創業。共同創業者のローラ・ボーンとエレン・ターナーによる、大量販売ではないサービス志向のアプローチが顧客満足度を高めて急成長。4年前にオープンブック経営を導入。「多くの社員が数字の共有を切望していた」。

NightLight Pediatric──子ども専用の時間外救急センター

売上:700万ド|ル従業員数:71人

ザワディ・ブライアント医師(現CEO)らが2008年に創業。テキサス州5カ所で年間5万人の子どもを診察する。医療保険の代わりとなる月会費制メンバーシップを検討中。外部資本を避けていたが、現在投資ファンドと話が進む。

SRC Holdings──農業、工業、建設、自動車市場向けの再生品製造

売上:5億3200万|ドル従業員数:1600人

1983年、ジャック・スタックCEOは経営難の同社をMBO。再生エンジンを主とした新ビジネスに舵を切る。理由は「測定ツールさえあれば、社員は自ら生産性を高められる」「会社を社員のものにすればコミットメントは生まれる」。

Barefoot Books──独立系児童書出版社

売上:500万ド|ル従業員数:20人

1992年創業。世界で600タイトル2000万冊を売る。デジタル汎用も積極的で、YouTubeは再生8000万回、初アプリは400万DLでApple選「史上最高アプリTOP10」に。オープンブック経営を実践しており、社員持ち株比率は20%。

P1 Industries──熱・水力発電所用部品メーカー



売上:1800万|ドル従業員数:89人

CEOデイヴィッド・ダッソーは、GEを経て2006年に同社創業。社員の多くは27歳前後だが、一人あたりの売上は業界平均の3倍以上(40万ドル)。ボーナスは利益変動式で、全財務を社員と共有。ファンドのオファーは頑なに拒否。

OptiFuse──回路保護部品(ヒューズ)メーカー

売上:450万ド|ル従業員数:14人

大不況が襲った2009年、給与30%減を受け入れた社員8人の結束と周囲の尽力で、同社は辛くも倒産危機を乗り越えた。再び経営が軌道に乗ったいま、投資家からのオファーもあるが、CEOが進めるのは社員持ち株制の導入だ。

SurveyGizmo──オンラインアンケート・調査ツール

売上:1300万|ドル従業員数:81人

2006年創業。高額なソフトを買えない中小企業向けにリリース。安すぎた料金設定を2倍に、その後さらに2倍にするも導入は倍増。いまやFedex、Microsoftらを顧客にもち、205カ国で展開。オープンブック経営の実践者でもある。

文=Forbes JAPAN 編集部

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