• 拡大する偽造品市場、AIにかかる「コピー撲滅」への期待

    河 鐘基(ハ・ジョンギ) , Official Columnist

    コピー商品や偽造品の製造・販売市場は、とてつもなく大きい。2017年に模造品業者が稼ぎだした金額は、おおよそ5000億ドル(約55兆円)に達すると言われている。コピー商品と言えば、高級ブランドを複製した「スーパーコピー」などがすぐに思い浮かぶが、実際にはあらゆる日常的な消費財や、企業向け製品なども含 ...

  • 「差別するAI」は無知なだけ? 批判より啓蒙を

    河 鐘基(ハ・ジョンギ) , Official Columnist

    総合学術雑誌・ネイチャーは、人工知能(AI)による性差別や人種差別が深刻な社会問題として浮上しているとし、コンピュータエンジニアがこれを正す必要があると警告した。AIの学習にはさまざまデータが使用されるが、その際、特定の性別・民族・文化を代表するものに偏ってしまい、人間社会の不平等が機械に反映され始 ...

  • 「AI×5階層インクルージョン」が介護費を4兆円削減する

    Forbes JAPAN 編集部 , Forbes JAPAN

    「人工知能(AI)スタートアップには3段階あると思っています。技術革新、産業課題の解決、そしてその先にある我々が目指している社会課題の解決です」石山洸社長が率いるエクサウィザーズは2017年10月に、DeNA(ディー・エヌ・エー)元会長の春田真が率いたエクサインテリジェンスと静岡大学発で石山がCOO ...

  • 顔認証とAIで「特定の個人」を狙う未来の身代金ウイルス

    Thomas Fox-Brewster , FORBES STAFF

    IBMのサイバーセキュリティ部門は顔認証を用いたコンピュータウイルスの研究を進めている。例えばリンクトインなどのSNSに掲載された顔写真をもとに、特定の人物を狙った身代金ウイルスを作成することが可能だという。同じ種類の攻撃は音声認識でも可能になる。IBMの研究チームは顔認証と人工知能を組み合わせて生 ...

  • 保険トラブルの種「約款づくり」もAIが救世主に?

    河 鐘基(ハ・ジョンギ) , Official Columnist

    保険契約者と保険会社の間に結ばれる契約内容・義務・条件などが記載された文書(以下、保険約款)の校正・修正作業に、人工知能(AI)を取り入れようという動きが本格化しようとしている。約款は契約者にとって非常に重要なものであるが、実際問題、あの辞書のような文書を隅から隅まで読み込んで、細かくチェックする几 ...

  • 「ディープラーニングの現在地は、ネットの1998年」東大・松尾豊氏が語ったこと

    Forbes JAPAN 編集部 , Forbes JAPAN

    AI研究の第一人者として知られる東京大学の松尾豊・特任准教授は、8月8日にオープンした日本初のAI特化型インキュベーション施設「KERNEL HONGO」(カーネル・ホンゴウ)の説明会で、注力分野であるディープラーニングの現在地についてこのように語った。以下、松尾特任准教授の言を紹介したい。数十年に ...

  • 生命に関する責任を負うのは誰だ? 人間にできてAIにできない仕事の境界線

    西内 啓 ,

    連載4回目の今回はAIプロダクトの価値をチェックする5つのポイントのうち3つめにあたる「責任性」という点について考えていきたいと思います。責任性とはつまり、仮に99%正しい判断を下せるAIがあったとして、残り1%の「失敗」に対して、誰がどのようなリスクを負い、その責任を誰が負うべきかということです。 ...

  • 日本初のAIインキュベーション施設「KERNEL HONGO」 東京・本郷にオープン

    Forbes JAPAN 編集部 , Forbes JAPAN

    AI特化型インキュベーターのディープコアは、AIに特化した日本初のインキュベーション施設「KERNEL HONGO」(カーネル・ホンゴウ)を8月8日、東京・本郷にオープンした。同社はソフトバンクグループが100%出資する子会社。AI分野、特にディープラーニング分野の技術者や研究者を起業家として育成す ...

  • 「音」で異常や故障を検知 人工知能の応用広がる

    河 鐘基(ハ・ジョンギ) , Official Columnist

    韓国の現代・起亜自動車が、自動車の故障を診断する人工知能システムの開発に成功した。同社側の説明によれば、同様のシステムが実用化レベルに達したのは世界初の事例だという。現代・起亜自動車南陽研究所のエンジンNVHリサーチラボは、人工知能に“自動車から生じる騒音”を学習させ、故障部 ...

  • AIにはできないコンシェルジュの仕事とは何か?

    西内 啓 ,

    連載3回目(1回目/2回目)の今回詳しく紹介するのは、AIプロダクトの価値をチェックする5つのポイントのうち2つめ、すなわち「2. その製品で答えようとする問題は『同質性』が低く、あまりにケースバイケースなものではないか」というものです。前回取り上げた囲碁や将棋のAIはこの観点で言えばとてもAI向き ...

  • 「世界トップのAI企業」目指すアリババ、1.7兆円をR&Dに投資

    Bernard Marr ,

    中国のアリババの年間取扱高は2014年のIPO時点で2480億ドル(約28兆円)を超え、米国のイーベイとアマゾンの合計を上回っていた。1999年にジャック・マーが創業した同社のコアビジネスはEコマースだが、近年注力を深めるのがAI(人工知能)の領域だ。アリババをはじめバイドゥやテンセント(BATと総 ...

  • 遺伝はどこまで関係する? 双子の研究で見えた「医療の未来」

    Forbes JAPAN 編集部 , Forbes JAPAN

    AIがゲノム情報を解析すれば、将来かかる病気が予測できるようになる、と言われる。だが、遺伝だけが病気の原因ではない。生活習慣病のリスクを決める要因とは。ゲノム情報をAIに学習させれば、将来発生する病気を予測できるだろうか? 私はそうは思わない。双子の研究を外来で行ったことがある。性格や行動パターンが ...

  • AIの普及で「滅びる仕事と、生まれる仕事」 PwCの未来予測

    Parmy Olson , FORBES STAFF

    AI(人工知能)が未来の雇用の在り方にどのような変化を及ぼすか、正確に予測することは難しい。そんな中、コンサルティング企業「PwC」が新たな予測データを公開した。PwCによるとオートメーション化の進行により、英国では2037年までに700万人分の仕事が消滅するという。一方でロボット化やマシンラーニン ...

  • 中国警察が民間企業と研究所設立 顔認識技術の精度向上を狙う

    河 鐘基(ハ・ジョンギ) , Official Columnist

    中国・警察当局が民間企業と協力し、顔認識技術など、治安維持に効果的な人工知能(AI)の研究に拍車をかけようとしている。中国・公安部は、中国人民公安大学に設置された「安全防犯技術およびリスク評価公安部重点実験室」と、国内民間企業・クラウドウォーク(CLOUDWALK)が共同で、「スマート映像分析研究セ ...

  • 「未来が描けない」 AIをめぐる対極の議論|出井伸之

    Forbes JAPAN 編集部 , Forbes JAPAN

    人生は岐路の連続。最良の選択でチャンスを呼び込むためには、自身と深く対話し、自分の中にある幸せの価値観を知ることが重要である。この連載は、岐路に立つ人々に出井伸之が送る人生のナビゲーション。アルファベット順にキーワードを掲げ、出井流のHow toを伝授する。今回は、Utopia(理想郷)について(以 ...

  • 人間が囲碁AIに負けても焦る必要のない理由とは?

    西内 啓 ,

    前回は、失敗しないAIプロダクト作りをするためのチェックポイントとして次の5つを紹介しました。(1)その製品で解決可能な「総負荷量」が世の中でごく小さいものではないか(2)その製品で答えようとする問題は「同質性」が低く、あまりにケースバイケースなものではないか(3)その製品がごくまれにでも誤った結果 ...

  • フェイクニュースに苦戦のFBが頼る、英AIスタートアップの力

    Parmy Olson , FORBES STAFF

    フェイスブックがロンドン本拠のAIスタートアップ「Bloomsbury.ai」を買収した。Bloomsburyは自然言語処理に強みを持つAIの「Cape」を開発し、文書の内容を分析し、質問に答えることができるという。企業データベース「Pitchbook」によるとBloomsburyの社員数は5名で、 ...

  • AIがメディアの速報性の鍵に? 新概念「拡張ニュースルーム」とは

    河 鐘基(ハ・ジョンギ) , Official Columnist

    ニュースメディアと人工知能(AI)の融合が着々と進んでいるようだ。今年6月、ポルトガル・エストリルで開催された世界編集者フォーラム(World Editors Forum、WEF)では、「拡張ニュースルーム(Augmented Newsroom)」という、日本ではあまり聞き慣れないコンセプトが注目さ ...

  • AIの「ワードプレス化」目指す、スウェーデン企業の野望

    Parmy Olson , FORBES STAFF

    スウェーデン発のAIスタートアップ「Peltarion」には、人気ゲーム「キャンディークラッシュ」の開発に携わったエンジニアをはじめ、スポティファイやKlarna、Truecallerなどスウェーデンを代表するテック系ユニコーン出身の上級エンジニアが多く参画している。ストックホルム本拠のPeltar ...

  • 宇宙飛行士のためのAIロボ「サイモン」が変える無重力の旅

    Parmy Olson , FORBES STAFF

    6月29日早朝、フロリダ州ケープ・カナベラルにある宇宙ロケットセンターで、ドイツ人エンジニアのMatthius BiniokがスペースXの「ファルコン 9」を見つめていた。ISS(国際宇宙ステーション)に向けて飛び立つロケットの中には、彼が開発に関わったAIロボットが積み込まれていた。発射を21分後 ...

  • 「おひとり様」狙うロッテの新スナック、開発の影にAIあり

    河 鐘基(ハ・ジョンギ) , Official Columnist

    各業界と同様に、製菓業界でも人工知能を利活用しようという動きが活発になりつつある。ロッテグループの韓国法人・ロッテ製菓は先頃、「コーカルコーン・バッファローウィング味」というスナック菓子を販売開始した。バッファローウィングとは、米発祥の辛いソースを絡めたチキン料理。スナック菓子は、日本でもお馴染みの ...

  • 中国AI企業の9割が赤字 業界関係者がリスクと課題を指摘

    河 鐘基(ハ・ジョンギ) , Official Columnist

    中国のAI系スタートアップのほとんどが経営に苦しんでいるという厳しい現実が提示された。6月13日から15日まで上海で開催された「世界スマート+新ビジネスサミット2018」で発表された「中国AI商業化実現報告書2018」によると、2017年の中国AIスタートアップ90%以上の収支が赤字だったという。2 ...

  • 裁判所でもAI活用の中国、音声認識で証言をテキスト化

    Bay McLaughlin , Contributor

    先端的テクノロジーのあらゆる領域への導入が進む中国で、また新たな試みが始動した。それはAI(人工知能)技術の裁判所での活用だ。安徽省に本拠を置く「iFlytek(アイフライテック)」は中国の上級裁判所とパートナーシップを結び、音声認識や画像認識テクノロジーを裁判所の審理過程に投入しようとしている。こ ...

  • 親子を取り巻く児童虐待 「AI育児」が予防の一助に?

    河 鐘基(ハ・ジョンギ) , Official Columnist

    国内外を問わず、児童虐待事件が後を絶たない。今年3月、両親の虐待により死亡した船戸結愛ちゃん(5歳)の事件の悲しみはインターネット上で広がり続け、6月には、著名人数人が「#こどものいのちはこどものもの」というハッシュタグをツイッター上で拡散。虐待防止キャンペーンを展開し始めた。同ハッシュタグがついた ...

  • マイクロソフトが買収した「強化学習AI」企業の破壊的パワー

    Janakiram MSV , CONTRIBUTOR

    マイクロソフトはAI関連のスタートアップ企業「Bonsai」を買収すると発表した。BonsaiはAI領域で “強化学習(reinforcement learning)”に強みを持つ企業として知られ、買収によりマイクロソフトは自律システムや産業用制御システム分野を強化することが ...

  • AIによる「命日予測」がうまくいかない5つの理由

    西内 啓 ,

    幸いにして『統計学が最強の学問である』という本が売れたお陰もあり、私はデータにまつわる様々な相談を頂きます。中でもこの1、2年で増えたのはAI製品に関わるものです。よくある典型的な例をあげると、これからはAIの時代だと意気込んで、東大などに所属する研究者を巻き込み、自社の持つデータや技術を使って新し ...

  • W杯に特化したAIサービス 全選手を画像認識するテレビも

    河 鐘基(ハ・ジョンギ) , Official Columnist

    熱戦が続くFIFAワールドカップロシア大会(以下、W杯)。中国では、4年に1度のサッカーの祭典を狙って、メーカー各社から人工知能(AI)を取り入れた製品・サービスが次々と発表されている。中国家電大手ハイセンス(Hisense)は、W杯バージョンの人工知能TVシリーズを発表している。同製品群に搭載され ...

  • 使うほどに得をする? 中国AIスピーカーのユニークなアイデア

    河 鐘基(ハ・ジョンギ) , Official Columnist

    人工知能とブロックチェーンを組み合わせたサービス構想が次々と発表されているなか、中国では、家庭用AIスピーカーというハードウェアまで組み合わせたサービスが提供開始されている。中国・チーターモバイルは先頃、「AI BlockChainプロジェクト」を通じて開発した家庭用スピーカー「小豹AI音箱」を販売 ...

  • 欧州トップの「AI都市」を争う、ロンドンとパリの熱い戦い

    Parmy Olson , FORBES STAFF

    6月11日、英国のロンドン市長のサディク・カーンはAI分野のイノベーションにおいて、ロンドンが他の欧州の都市を上回る成果をあげていると宣言した。当日開催されたカンファレンス「London Tech Week」の場で、カーンは「ロンドン本拠のAI企業の数は、パリやベルリンの企業の2倍近くに達している」 ...

  • 「AIより人間が優れている」という自惚れは仇になる

    山岡 浩巳 , CONTRIBUTOR

    某テレビ番組で、AIによる株式トレーディングの限界についての議論を目にした。いわく、過去のデータに依拠しているAIは、前例のない、リーマンショックのようなケースへの対応は難しいのだと。それを聞いていたマツコ・デラックス女史、「じゃあ、リーマンショックを無傷で乗り切った、人間のトレーダーがどれ程いたの ...