• 創造という秘密の行為[田坂広志の深き思索、静かな気づき]

    田坂 広志 , CONTRIBUTOR

    若き日に、ビジネスパーソンとして仕事をしていた時代、上司から注意を受けた。「競合企業もいる会議の場では、大切なアイデアを話すな。アイデアを盗まれるぞ……」この上司の忠告は、ビジネスや人生における処世の知恵としては、正しいアドバイスであり、自分のことを思って言ってくれた上司 ...

  • 潜在意識のマネジメント[田坂広志の深き思索、静かな気づき]

    田坂 広志 , CONTRIBUTOR

    心理学の世界に、「サブリミナル効果」という言葉がある。例えば、映画館において上映される映像に、観客の表層意識では気がつかない閾値下(サブリミナル)のレベルで、ほんの一瞬、しかし、繰り返し、「コークを飲め」「ポップコーンを食べろ」という文字を挿入しておくと、映画を見終わった後、多くの観客が、無意識に、 ...

  • 「美しさ」という基準[田坂広志の深き思索、静かな気づき]

    田坂 広志 , CONTRIBUTOR

    1987年、映画『アンタッチャブル』で、アカデミー賞・助演男優賞を受賞した俳優、ショーン・コネリーが、かつて、その人生の転機において、次の言葉を語っている。「決められた道を歩むことは、美しくない」これは、大ヒットしたアクション映画、「007シリーズ」のヒーロー、ジェームズ・ボンド役を降り、一人の演技 ...

  • 人生で起こること、すべて良きこと[田坂広志の深き思索、静かな気づき]

    田坂 広志 , CONTRIBUTOR

    ある男性が、海外出張のとき、自動車を運転していて、一瞬の不注意から、瀕死の重傷を負う事故に遭った。そして、運び込まれた現地の病院での大手術によって、その男性は、九死に一生を得たが、残念ながら、左足を切断する結果になってしまった。意識が回復し、左足を失ったことを知ったその男性は、一瞬のミスによって迎え ...

  • 才能の開花を妨げる「迷信」[田坂広志の深き思索、静かな気づき]

    田坂 広志 , CONTRIBUTOR

    世の中に、自分の才能を開花させたいと願う人は多いが、その願い通り、自分の中に眠る才能を開花させる人は少ない。それは、なぜであろうか。その一つの理由を教えてくれる、興味深いエピソードがある。何年か前、あるテレビ番組で、世界的なチェロ奏者、ミッシャ・マイスキーが、子供たちに音楽を教えていた。そして、その ...

  • 企業情報化の「理」[田坂広志の深き思索、静かな気づき]

    田坂 広志 , CONTRIBUTOR

    プロ野球・ヤクルトの監督時代に、「データ重視の野球=ID野球」を掲げてペナントを制し、西武とのシリーズで日本一に輝いた野村克也氏が、後日、テレビの番組に出演したとき、語った言葉が、心に残っている。「監督、ヤクルト優勝の勝因は?」インタビュアーから、そう聞かれ、野村監督は、こう答えた。「いま、野球が荒 ...