• 70代からの生き方、現代版「伊能忠敬モデル」

    川村 雄介 , CONTRIBUTOR

    早雲寺殿二十一箇条は、戦国大名の走り、北条早雲の人生訓、と伝えられている。曰く、「少の隙あらば物の文字のある物を懐中に入れ、常に人目を忍びて見るべし。寝ても覚めても手なざれば文字忘れる事あり。書くことも同じき事」。早雲は壮年期を過ぎてから戦国人としての本格的な活動を始め、齢80にして後北条氏5代にわ ...

  • 危ない「爆買い」一足打法、打つべき手とは?

    川村 雄介 , CONTRIBUTOR

    雪がちらつく小寒の夜だった。古い町屋の前でふと、半世紀も前のウィスキーのテレビCMを思い浮かべた。あの画面では一人旅の白人男性が、深更、古民家と思しき宿を訪ねていた。満足に言葉も通じないが、木戸口を潜って視線を合わせた着物姿の女性は、凛として静謐なもてなしの意を表す。そして流れる、ペーソスのなかに温 ...

  • アポロ計画が金融技術を育てた? 技術革新で国家が果たす役割とは[川村雄介の飛耳長目]

    川村 雄介 , CONTRIBUTOR

    テキサスと言えばジョンソン宇宙センターを思い浮かべるのが私の世代である。1985年の早春、ダラス空港に向けてタクシーを急がせていた。ドライバーはワカメのような長髪に無精ひげの青年だった。一見ヒッピー風だが、語り口は静かで上品な東部英語を話す。「テキサスは長いの?」。私の質問に彼はウィンクした。「NA ...

  • 中国経済の頭脳が明かす「景気減速」の本音

    藤吉 雅春 , Forbes JAPAN 編集部

    川村雄介が中国社会科学学院前院長・李揚を独占直撃!中国経済の頭脳が明かす「本当の中国」日本では「中国の終焉」というようなことがしばしば語られるが、実際はどうなのだろう。フォーブス ジャパン好評のコラム「川村雄介の飛耳長目」の大和総研副理事長、川村雄介氏が北京に飛び、中国の経済政策の頭脳的役割を担う中 ...

  • TPPと山田長政の時代[川村雄介の飛耳長目]

    川村 雄介 , CONTRIBUTOR

    狭い長崎湾の沖合にゆるりと錨を下ろした朱印船から、次々に絢爛華麗な荷が運び出されていた。波止場で待ち構えた無数の人馬の群れが、荷駄を積んで西方の飽の浦(あくのうら)の館に向かう。彼らを見つめる群衆は、やがて上陸した蓮の花のような美貌の若い女性の姿に息をのんだ。安南(アンナン)国王阮福源の娘、王加久( ...

  • [川村雄介の飛耳長目] 日本映画を面白くする戦術

    Forbes JAPAN 編集部 , Forbes JAPAN

    中秋の穏やかな日差しが校庭の芝生の緑を際立たせている。新宿の繁華街に隣接する、廃校となった小学校である。そこにクールジャパン戦略特命大臣一行の姿があった。小学校は耐震補強を講じたうえで、あるエンターテインメント企業が東京本部として活用している。大臣は同社のクールジャパン活動の視察に訪れていた。アジア ...