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No.147 2026年11月号
CULTURE-PRENEURS カルチャープレナー30
2026.09.25 発売
【第一特集】 CULTURE-PRENEURS カルチャープレナー30 【第二特集】 異分野の新結合で価値創出 XTREPRENEUR AWARD 2026
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BEHIND THE SCENE
編集次長・山本 智之が読み解く、今年の「カルチャープレナー30」
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9月25日発売の最新号は、文化資本を軸に新たな価値を創出し、経済活動と両立する新しいタイプの起業家、文化起業家30人を選出するカルチャープレナーアワード特集です。文化やクリエイティブ領域で新ビジネスを展開し、豊かな世界を実現しようとするカルチャープレナーを表彰するのは今年で4回目を迎えています。
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今年注目したのは、文化を未来へとつないでいくための「仕組み」をつくる実践です。
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改めて、なぜ、今、「カルチャープレナー」なのかーー。
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背景にあるのは、文化が、国の成長戦略として語られる時代になったことが挙げられます。2026年7月に閣議決定された「日本成長戦略」では、コンテンツがAI・半導体、量子、航空・宇宙、創薬・先端医療などと並ぶ17の戦略分野のひとつに位置づけられました。日本発コンテンツの海外売り上げは23年に5.8兆円。政府は33年までに20兆円へ拡大する目標を掲げています。
文化は、人や資本を動かす成長の源泉として認識され始めています。
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ですが、市場が大きくなれば、それだけで文化が豊かになるわけではありません。
作品がヒットしても、つくり手に利益が戻らなければ次は生まれません。工芸も担い手がいなくなれば途絶えてしまいます。地域の祭りや食も、それを支える仕事がなければ残りません。生成AIの進化によって、何をつくるかだけでなく、何を価値とし、どんな背景や文脈を次代へ手渡すのかが、より問われるようになっています。
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特集では、文化やクリエイティブ領域の活動によって革新的なビジネスを展開し、豊かな世界を実現しようと試みる人たちのことを「カルチャープレナー」と定義しています。
カルチャープレナーは、単に文化を「売る」人ではありません。技術や土地の記憶、作品、思想、コミュニティを社会や市場に接続し、事業をつくり、生まれた利益や人材、技術を再び創作や地域へ戻す。文化と経済がともに育つ循環を設計する経営者を指します。
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こうした成長産業として注目が集まる環境下だからこそ、カルチャープレナーがより重要度を増しているのです。文化が経済を生み、その経済が次の文化を育てる。そして、まだ名前のない価値が社会に根づき、次の文化へ変わっていく。その循環を現場でつくる存在は、これまで以上に重要になります。その担い手が、今回選出した30人を加えたこれまで選出した120人のカルチャープレナーたちなのです。
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今年の表紙には、日本が世界に誇るカルチャープレナーのひとりとも言える、ファッションデザイナー/クリエイティブディレクターのNIGOⓇ に登場いただきました。
ファッション、音楽をはじめ、幅広い領域で独自のカルチャーを築き続けてきたNIGO。彼が創業したHUMAN MADEは2025年11月に東証グロース市場に上場し、株価も堅調に上昇しています。クリエイティブを、いかに持続するビジネスへとつなげているのか。
「未来は過去のなかにある」ーー。そう語る彼が今、導き出している答えにも注目いただければと思います。
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DON'T MISS IT
編集次長が案内する、今月の必読記事
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RECOMMENDED
Xtrepreneur AWARD 2026
異分野の新結合で価値創出
日本から世界を驚かす共創プロジェクトに光を当てる「クロストレプレナーアワード」。 今年で4回目を迎えた今回は、応募要件から大企業の参画を外すなど選出方法を刷新しました。新たな枠組みとしたことで集まった多彩な53組の顔ぶれから、8人の審査員による審査会を踏まえて、6プロジェクトを選出しました。
今回の受賞者は、以下の6プロジェクトです。
| 01 |
「失敗できる患者」を実装する、日本発・次世代医療支援/教育プラットフォーム
ミライズウェルメディカルグループ/MEDiDENT × 日南
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| 02 |
AIによる乱気流予測で航空安全を高める産学連携プロジェクト
BlueWX × ANAホールディングス × 慶應義塾大学
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| 03 |
トリガイの種苗生産で「世界の海の畜産革命」を起こす
チキンクラム × 宮城県漁業協同組合女川町支所 × 宮城県女川町
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| 04 |
.Garbon
Gab × 大木工藝 × 共和ライフテクノ × オカムラ
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| 05 |
計算解析と熟練加工技術による次世代自動車構造の共創
Nature Architects × 浅野
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| 06 |
衛星データ×AIで蓄電所用地開発を支援するDeal Techプロジェクト
WHERE × パワーエックス
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企業や業界、組織の垣根を超えてそれぞれの強みや知見を掛け合わせて新しい価値を創出するクロストレプレナーたちの挑戦。新時代の6プロジェクトの「共創」物語から、新たな経営、新たな会社のあり方が見えて来るのではないでしょうか。
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TOPICS-1
大塚 学 (MAPPA代表取締役社長)
『チェンソーマン』100%出資の先へ MAPPAが描く「ヒット」の新しいかたち
『呪術廻戦』『チェンソーマン』『進撃の巨人 The Final Season』など、世界的ヒットを生むMAPPAは、なぜ「つくる」だけのスタジオを脱したのか。アニメを持続可能な産業にするため、MAPPAが挑む新たな「循環」とは。
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TOPICS-2
日比野克彦(東京藝術大学長・アーティスト) × 宮田裕章(慶應義塾大学医学部教授)
なぜ今、「文化」が価値になるのか 「これからの文化論」を語り合う
「特別対談」の舞台は、東京・上野の東京藝術大学。東京藝術大学長でアーティストの日比野克彦と、慶應義塾大学医学部教授の宮田裕章が語り合った。文化と経済の関係から、創作の過程、アーティストやカルチャープレナーの役割、AIとの共創まで。ふたりの実践と思考から、「これからの文化」とは何かを探る。
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TOPICS-3
近藤麻理恵 × 川原卓巳
「TQ=ときめきの感度」を磨け 世界で「感性が価値」になる時代
2023年に『Forbes JAPAN』の表紙を飾った「こんまり」こと近藤麻理恵と、プロデューサーの川原卓巳。「ときめき」という感性を軸にした片づけメソッドを事業化し、世界へ広げてきたふたりが語った、感性を価値に変える方法とは。
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TOPICS-4
クリストファー・ノーラン
報酬はハリウッドのトップ俳優並み クリストファー・ノーランのすごさ
最新作『オデュッセイア』ーー。日本でも公開となったばかりの彼の新作映画の題材はアメコミでもSFでもない。ギリシャの叙事詩が題材でも自らの名前で集客できる映画監督、ノーランとは。
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「文化」とは、そもそも何なのか——。 「CULTURE-PRENEURS 30」特集にあわせて、Forbes JAPAN Web編集長の谷本有香が、ミラツク代表の西村勇哉さんと対談。私たちはこの日本や企業における「文化」をどう理解し、承継したら良いのかーー。文化のミライについて考えます。
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