No.145 2026年9月号
次の成長株を追え THE BREAKOUT
2026.07.24 発売
第一特集 次の成長株を追え 注目企業の経営者にズバリ聞く! テラドローン、エクサウィザーズ、BuySell Technologies、Synspective、Umios、グロービング、メイビス他 第二特集 新時代のCFO 味の素、丸井グループ、タイミー、SHIFTグロース・キャピタルなど、CFOたちが登場。 時価総額6兆円を超えた味の素の「ROIC(投下資本利益率)」向上の戦略、デットとエクイティを巧みに組み合わせた資本政策で大きな成長を遂げたタイミーなど、CFOによる経営戦略を解説していきます。
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BEHIND THE SCENE
最新号の取材裏話「編集長×特集デスク対談」
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注目の宇宙関連企業は「買い」なのか。 成長著しい買取系のリユース産業は? ドローン企業は? こうした疑問に答えるのが、7月24日に発売される特集「次の成長株を追え BREAKOUT」。担当デスクの眞鍋武に取材の裏話を聞きました。
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藤吉 Forbes JAPAN編集長
カバーストーリーをテラドローンの徳重徹社長に決めた理由は?
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眞鍋 特集デスク
防衛銘柄に対する市場の関心はここ数年、非常に高いものがありましたが、今回のイラン情勢を受けて「防衛ドローン」の需要が一気に高まりました。多数の競合も含めて検討したのですが、株価の推移や市場の注目度で圧倒的に頭一つ抜けていたのがテラドローンです。
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藤吉
徳重さんは、「修羅場指数」(私が勝手につくった指標です)が抜群に高くて、どんな修羅場をも糧(ネタ)にできる人間力があるから、何を聞いても話が深くて面白いよね。で、今回はいきなり正月の朝4時にポーランドから誰もいないウクライナの街中までの陸路を一人で車を運転しているシーンから始まり、戦時下の町を奔走している。ところで、市場の期待値はどこにあるんだろう?
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眞鍋
直近では小泉進次郎防衛大臣が「ドローンを大量配備すべきだ」といった危機感を表明し、関連銘柄の株価が跳ねています。これは一過性のトレンドではなく、「近い将来、防衛用ドローンを大量配備せざるを得なくなるのは自明である」というのが市場の共通認識です。
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藤吉
その本命プレイヤーに必要なポイントは何?
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眞鍋
取材時点でテラドローンが防衛装備庁から受注していたのは、300式(約1.15億円)でしたが、他社を一歩リードしている最大の理由は「実戦経験」にあります。
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藤吉
それでウクライナでの奔走ぶりがすごくリアルに描かれているわけね。こんな社長、いないよね。
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眞鍋
記事内でも触れていますが、現在のドローン防衛には4つの必須要素「コンバットプルーブン(実戦証明)」「価格競争力」「自律航行」「輸出規制クリア」があります。中でも「実戦証明」は、他社には真似できない決定的なバッジ(証)になっています。
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藤吉
ドローンって模倣されやすいイメージがあるけれど、そこはどうなの?
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眞鍋
実は取材時にビックリしたんです。社内に実物の筐体が置いてあったのですが、「え?これですか?」と、一般のDJI製ドローンなどと比べると、3Dプリンターで作った試作品かと思うほどのプラモデルのように見えたんです(笑)。でも、取材でわかったのは、ハードの見た目は本質ではないと。
グローバルな競合(米Andurilなど)は、1機数百万円以上もすると言われています。しかし、数百万の敵ドローン(シャヘドなど)を落とすために、高単価の機体を消費していては採算が合いません。これでは従来の一機何億円もするミサイル配備でドローン一機を撃ち落とすのと変わりません。
それから、印象的だったのは、「俺たちの1日は、ほかの会社の1年分」という発言に象徴されるテラドローンのスピード感です。取材から雑誌発売までの間にも、続々と具体的な進捗の発表があり、すごい勢いで事業が進化しています。
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藤吉
私はそこに日本企業の大いなるヒントがあると思いました。徳重さんのへこたれない行動力と、安全保障問題の本質と死角を突くところに記事の面白さがあり、リアルな地経学の勉強になったし、日本企業のたくましさを見た気がしますね。
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DON'T MISS IT
編集長が案内する、今月の必読記事
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THE INVESTOR’S EYE
市場で流れる「初回放送」を見逃すな 大転換を見極める3つの法則
外木賢人 野村アセットマネジメント シニア・ポートフォリオマネージャー
「初回放送」とは何か? 野村アセットマネジメントが運用する中小型株ファンド「小型ブルーチップオープン」が、1年リターン107.6%、3年リターン179.7%(2026年5月末時点)という驚異的なリターンを叩き出しています。大型株や、話題先行の銘柄が主導する最近の相場環境で、誰も気づかないような変化点に潜む爆発力を見抜いているのですが、その手法をじっくりインタビューしました。 「初回放送は見逃すな」という彼の独自の比喩に、3つのポイントがあります。
市場から低く評価されたバリュー株がグロース株へと評価一変する大転換を狙う、その方法でファンドの最大保有銘柄にしたのが太陽誘電でした。事例をもとに3つのポイントを詳しく聴きながら、独自のシナリオを明らかにしてもらいます。
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Forbes THE REVIEW
元Number編集長が見た
ファイターズの「価値競争の城下町」計画
『アンビシャス』という本をご存じでしょうか。副題に「北海道にボールパークを創った男たち」とあるように、エスコンフィールドHOKKAIDOのドラマで、『嫌われた監督』で様々なノンフィクション賞を受賞した鈴木忠平さんが書いたものです。この本の主人公でボールパーク設立に奮闘した前沢賢氏が、この春、ファイターズ スポーツ&エンターテイメント(以下、FSE)の社長に就任しました。このFSEの売り上げは2025年12月期に約277億円、営業利益約71億円という大躍進を遂げています。そして、この成功事例が、最近ようやく注目され始めたスポーツ投資に対して、背中を押す役割を果たしています。 「野球に興味のない人にこそ、遊びに来てほしい」というキャッチフレーズのエスコンフィールドでは、町ごとの開発が進み、「共創の場」を創ろうとしています。「球場」という城が、「城下町をつくる」という壮大な計画について、前沢社長に話を聞きました。野球ファンだけでなく、英米の投資会社も注目するファイターズに元Number編集長の宇賀康之さんが密着取材しています。
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DIALOGUE FOR THE FUTURE
10代と「世界」についてどう対話するか?
『数学する身体』で小林秀雄賞を受賞した独立研究者の森田真生氏と、「手のひらサイズの哲学」をコンセプトにする永井玲衣さんによる特別対談。「人文知」が経営者の間でもトレンドになっていますが、「AI時代に10代に向けて、未来をどう受け継ぐか」をテーマに、二人の対話から考えていきます。
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World of Forbes
世界60カ国で発行されているForbesから、今月は3本のレポートをお送りします。
物語先行の株は避ける 数学博士が選ぶ大化け銘柄の根拠 オービス・インベストメント・マネジメント(本誌p.92~掲載)
「より早く、低コスト」を叶えて 医療業界の「チャイナプラスワン」で大成功 創立20年のインドの製薬サービス会社 アンセム・バイオサイエンス(p94〜掲載)
すばやい融資の累計は10億ドル超 ロレックス、バーキンから美術品まで ラグジュアリー資産担保融資とは ラグジュアリー・アセット・キャピタル(p98〜掲載)
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