Palantir Technologiesは秘密主義のビッグデータのスタートアップだが、今月4億5千万ドル(約557億円)の資金調達を行ったことがSEC(米国証券取引委員会)へ提出した書類から7月23日に判明した。同社は今回のラウンドで5千万ドル(約62億円)の株を売りたいと考えており、合計で5億ドル(約620億円)を調達する見込だ。
同社に親しい情報元よれば、カリフォルニア州パロアルトに本社を置く同社の時価総額は200億ドル(約2兆5000億円)とのこと。このラウンドに関する報道は以前にBuzzfeedとウォール・ストリート・ジャーナルにより行われ、同社が11月時点で市場価格150億ドル(約1兆8570億円)と評価されたことを伝えている。
CIAのサポートを受け大企業や政府組織向けのデータマイニング・ソフトウェアの開発を行うPalantirは今回の資金調達により世界で4番目に高い市場価値を持つ、ベンチャーキャピタルから資金調達した企業になった。同社はウーバーやシャオミ、Airbnbに次ぐ存在になった。Airbnbは先月のファンディングにおいて15億ドル(約1860億円)の資金を調達した。
今回の資金調達でPalatirの資金調達額は15億ドル(約1860億円)を越えた。このラウンドで誰が出資したのかは依然として不明だ。しかし過去の投資家にはCIAの投資部門のIn-Q-Tel、Founders Fund、Tiger Global Management、それにケニス・ランゴンやスタンリー・ドラッケンミラー等の多くのビリオネアが出資している。
PalantirのCEOのアレクサンダー・カープも、同社の市場価値の増大によりビリオネアとなった人物だ。彼が所有する推定8%の株式は、16億ドル(約1980億円)の価値がある。
Palantirの広報はフォーブスの取材に対し、資金調達についてのコメントを拒否した