「留学生が選ぶべき米国の大学」上位50校、フォーブスが初公開

Paul Bradbury / gettyimages

米国の大学で学ぶ外国人留学生の数が急増している。米国際教育研究所(IIE)によると、昨年は過去35年間で最大の伸び率を記録。およそ100万人に達した。

他国からそれほど多くの学生たちが米国にやってくる理由は、想像に難くない。米国の大学は数多くの億万長者、ノーベル賞受賞者、革新的な起業家、政治や芸術、科学、ビジネスその他の分野で世に広く知られるリーダーたちを輩出してきた。スタンフォード、ハーバード、マサチューセッツ工科大学(MIT)など各大学のブランド価値は世界的にみて、アップルやグーグル、マイクロソフトといった企業のそれに匹敵する。

そこでフォーブスは今年から、増加する外国人留学生にとって最善の学習環境を提供する米国の大学を明らかにするため、以下に示す項目に関する評価を実施。各校の順位を発表することにした。米国の大学への留学を目指す学生とその家族のために作成する、他に類をみない大学ランキングだ。

評価基準

調査対象としたのは、米国にある4年制の公立・私立大学。評価基準は、外国人学生にとって重要な以下の項目だ。

・米国内での評価(順位)

・在籍する留学生の人数とその推移

・留年せず卒業する留学生の数

・留学生に人気の高いビジネス・起業に関連した学科、STEM(科学、技術、工学、数学)関連学科の教育水準

評価方法

各大学の評価にあたってはまず、次の5つのカテゴリーに関するデータを収集した。その上で、それぞれの重要性に応じて以下の割合を配分。最終的なランキングを決定した。

・教育の質(50%) フォーブスが毎年作成している米国大学ランキングの結果を採用。

・学生全体に占める留学生の割合(20%) 各大学が米教育省に提出したデータを参照。

・留学生の増加率(5%) 同上。各大学に対する外国人学生の関心と、大学側の対応の双方を示すものと考えられる。

・予定通りに卒業する留学生の数(10%) 統合中等後教育データシステム(IPEDS)のデータに基づき、米国の大学を卒業するのに必要な年数が平均6年であることを確認。6年以内に卒業した留学生の数を調査した。

・外国人学生の関心が高い専攻科目またはプログラムの有無(15%) IIE のデータを参照。
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編集 = 木内涼子

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