【重要】会員機能一時停止とサイトメンテナンスのお知らせ

暗号資産

2026.06.29 13:30

「世代を超える富」ビットコインを凌駕する可能性、価格50倍という予測の暗号資産

stock.adobe.com

stock.adobe.com

ビットコインは2026年、苦戦を強いられている。2025年10月に史上最高値を記録して以降、50%以上の急落を見せた。ビットコイン価格は高成長テクノロジー株と連動した値動きにはならず、金(ゴールド)とともに下落している。

英国・大手銀行スタンダードチャータードの暗号資産アナリストが予測

そうした局面で、注目を集めるビットコイン・暗号資産アナリストの1人が、ある小規模な暗号資産が50倍に急騰し、「世代を超える富」を生み出す可能性があると予測した。

「分散型金融(DeFi)プロトコルが、デジタル資産のバリューチェーンの大部分を獲得する時が来た」。英国の大手銀行スタンダードチャータードでビットコイン・暗号資産リサーチの責任者を務めるジェフ・ケンドリックは、メールで送付したノートでそう指摘した。「次に世代を超える富が生まれるのは、この領域だ」というのがその見立てである。

分散型金融(DeFi)プロトコル、Aave

ここでいう分散型金融(DeFi)プロトコルとは、Aaveのことだ。Aaveは、ユーザーが暗号資産を預けて利回りを得たり、他者が担保を差し入れて借り入れを行ったりできる、最大級のレンディングプロトコルである。Aaveには現在124億ドル(約2兆円。1ドル=161円換算)に相当する多様な暗号資産が「ロック」されている。これは2025年末に記録した史上最高の750億ドル(約12.08兆円)から減少している。

編注:Aaveとは、ブロックチェーン上で暗号資産の貸し借りを仲介するプロトコル(プログラム化された金融サービス)を指す。利用者は任意の暗号資産を預けて利息を得る「貸し手」と、担保を差し入れて借り入れる「借り手」のいずれにもなれる。銀行のような運営会社や審査担当者を介さず、預入・貸出・金利の決定をすべてプログラムが自動で処理する。

「従来型金融(TradFi)の観点でいえば、Aaveは従業員もダウンタイム(稼働停止)も裁量的な意思決定もなしに運営される、オンチェーン銀行と表現するのが最も適切だ」とケンドリックは述べた。

4月に大規模な不正利用

同氏は、「最近の打撃にもかかわらず、我々は最大の分散型金融(DeFi)レンディングプロトコルであるAaveの見通しに強気だ」とも付け加えた。ケンドリックが触れたのは、4月にAave-Kelpの分散型自律組織(DAO)ブリッジで起きた大規模な不正利用だ。この攻撃では、約3億ドル(約483億円)相当の裏付けのない暗号資産が作成され、プラットフォームから流出した。

このハッキングは多くのDeFi投資家を動揺させた。広くフォローされている匿名トレーダーの1人は、このハッキングが「システム全体の脆弱性」を露呈したと警告した。

Aaveプロトコルが発行する独自トークン、aave

Aaveと同名の暗号資産aave(AAVE)は、2021年に記録した史上最高値を大きく下回る水準で取引されている。しかしケンドリックは、DeFiレンディングへの関心の高まりに乗じて、aaveは今後数年で急騰すると予測している。

「我々はaaveのカバレッジを開始し、2030年末のaave対米ドル価格予測を3500ドルと設定する。これは現在の70ドルの水準から50倍の上昇となる」とケンドリックは記した。「これにより、aaveは2030年末までにイーサリアムとビットコインの両方を上回る成績を収めることになる」。

編注:暗号資産aave(AAVE)は、Aaveプロトコルが発行する独自トークン。プロトコル(仕組み)とトークン(その上で取引される暗号資産)は別物である。aaveの主な用途は2つで、第1に運営方針を決める投票(ガバナンス)での議決権、第2にプロトコルに損失が生じた際の備えとして預け入れ(ステーキング)る用途がある。ケンドリックの価格予想は、預入残高(TVL)ではなく、このaaveトークンの市場価格についての見立てである。

ケンドリックは、ビットコイン価格が2026年末までに10万ドルに回復すると予測している。イーサリアムについては4000ドルを回復すると見ているという。

forbes.com 原文

タグ:

advertisement

ForbesBrandVoice

人気記事