「空っぽのブース」も
来場者たちの声を聞くと、フェアの中で最も活気のない場所の代表格はメイン州の無人ブースだ。米紙ボストン・グローブのサム・ブロディ記者はX(旧ツイッター)に「メイン州は代表団を派遣しなかった。そのため、ここには空っぽの部屋に置かれた椅子と、ロブスターやメイン州の事物が描かれた壁があるだけだ」と投稿した。
At the national State Fair in DC, Maine did not send any delegation, so there’s just an empty room with some chairs and walls with lobster and Maine facts pic.twitter.com/Wt3X8t7lYV
— Sam Brodey (@sambrodey) June 25, 2026
閑散とした会場がネットやメディアで嘲笑の的に
まばらな来場者、座れる場所がほとんどない会場内、がらんどうの飲食ブースなどの写真や動画がSNSで拡散され、物笑いの種となっている。一方、リベラル系ニュースサイトのデイリー・ビーストは、このイベントを「まるでがらがらで人けがない」と評し、米誌アトランティックは「グレート・アメリカン・ステート・フェアはあまりグレートではない」との直球の見出しで実情を紹介した。
screen shot from a chud livestream. I'm shocked at how few people are at the Trump State Fair pic.twitter.com/wAqCxZghR4
— Joe Flood (@joeflood) June 25, 2026advertisement
「政治にはうんざり」
一方、来場者のシャリン・ボバットはAP通信に「すてきな人々がいて、すてきなイベントがある。すてきな家族向けイベントだ」とコメント。その上で「国民の半分が残りの半分と対立している。すべての人々のためのイベント『USA 250』を開催してほしい。政治にはうんざりだ」と述べた。さらに、このイベントに政治的な色を付けているのはトランプが推進した凱旋門のレプリカだとし、「ドイツを連想させる」と語った。
「党派色」嫌った出演者が相次ぎ辞退
グレート・アメリカン・ステート・フェアは、ホワイトハウスが設立した官民連携の団体「フリーダム250」が主催している。会期は7月10日までで、入場は無料だ。イベントは25日にトランプ大統領の演説で開幕。トランプは4万5000人の聴衆が集まったと主張しているが、複数の報道機関による推計やSNS投稿ではこの数字に異議が唱えられている。
トランプの演説は、当初予定されていたコンサートの代わりに行われた。イベントの党派色が強くなったとの懸念から、複数のミュージシャンが相次いで出演を辞退したためだ。カントリー歌手のマルティナ・マクブライドは辞退表明で「非党派的なイベントへの出演を依頼されたが、それはこちらを欺くものだったことが判明した」と説明。米ロックバンド「ポイズン」のフロントマン、ブレット・マイケルズは「参加に同意したときと比べて、はるかに分断を招くイベントへと変化してしまった」と述べた。


