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2026.06.29 07:30

欧州のビーチリゾート、水着姿で街中をうろつくと罰金も 服装ルールの厳格化広がる

地中海に面する南仏ニースのビーチ。2025年7月25日撮影(Daniel Pier/NurPhoto via Getty Images)

地中海に面する南仏ニースのビーチ。2025年7月25日撮影(Daniel Pier/NurPhoto via Getty Images)

欧州の夏の酷暑は観光客らを水辺に向かわせているだけではない。行楽地では、水着と街着の区別を明確にする動きも広がっている。気温が急激に上がるなか、フランスの一部の都市は、ビーチでは許容される姿でも街中ではそうではないことを訪問者に再認識してもらうため、服装のルールをあらためて引き締め、違反者には罰金を科している。

欧州は気候危機の影響で世界で最も急速に気温が上昇している大陸であり、現在、猛烈な熱波に見舞われている。米紙ニューヨーク・タイムズによると、フランスでは18日以降の5日間だけで少なくとも40人が溺死(できし)しており(編集注:フランスの内相によると27日までに溺死者は74人に増加)、その多くは監視員のいない場所で泳いでいた10代の若者だった。泳ぎたくなるのも無理もない。フランスでは夜間の気温も1947年の観測開始以来、最も高くなっていて、そのため多くの人ができるだけ薄着になったり、服を脱いだりしている。

フランスのビーチでは一般に、男女ともトップレスになるのは認められている。フランスにはヌーディストビーチの長い歴史があり、国内に500カ所かそこらあるヌーディストエリアでは、着衣よりも裸のほうが礼儀にかなうとされる場合もある。この国では「リベルテ(自由)」の理念に基づき、裸でいること自体は違法ではない。けれど公の秩序を乱すことは違法なので、トップレスでの日光浴は主に海岸のビーチでは認められる一方、パリのセーヌ川沿いのような都市部のビーチでは認められておらず、水着や衣服を着用する必要がある。

また、南仏のニース、カンヌ、サントロペのほか、モンペリエ近郊のパラバスレフロやラグランドモット、さらに南西部のアルカションなど、フランスのいくつかのリゾート地では、市街地での服装を規制する条例が制定されている。

地中海に面する南仏ナルボンヌは、かつてローマ帝国の港町として栄えた都市だ。13世紀に建てられたサンジュスト・エ・サンパストゥール大聖堂や、現在は博物館になっている大司教館で有名な同市は現在、別の点でも注目を集めている。フランスで服装に関するルールを導入した最新の自治体になったのだ。9月30日までの夏期間、市中心部では水着姿が禁止され、ヤシ並木のある砂浜を離れる際には男女とも衣服を着ることが求められている。裸足もだめで、履物を着用しないといけない。違反した場合の罰金は150ユーロ(約2万8000円)だ。

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翻訳・編集=江戸伸禎

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