アップルがハードウェア製品をそろって値上げした後、マイクロソフトもXboxの各ゲーム機で同じ動きに出た。これで3度目である。
(訳注:記事中の価格は米国市場向けのものであり、日本国内の販売価格を示すものではない。日本での新価格は本稿執筆時点で未発表)
部品コストの急騰はあらゆるテック企業に影響を及ぼしており、いまやライバル同士の2社がそろって痛みを感じ、まさに同じ日に大幅な値上げを発表せざるをえないところまで追い込まれた。
膨らむコストを理由に、アップルはデバイスに応じて100ドル(約1万6100円)から300ドル(約4万8400円)に及ぶハードウェア値上げのリストを公表した。だがゲームの世界では、そのわずか数時間後にマイクロソフトが、2025年後半以降で3度目となるXboxハードウェアの値上げを発表した。
今回は前回をさらに上回り、全製品で100ドルから150ドル(約2万4200円)の引き上げとなる。しかも、あまりに高額になるため、マイクロソフトが販売そのものを取りやめた製品が1つ存在する。
3度目の値上げは以下のとおりで、512GBモデルは100ドル、1TBモデルは150ドルの引き上げとなる。これはほぼ全面的に、世界的なストレージ(記憶装置)コストの上昇によるものだ。
・Xbox Series S 512GB:400ドル(約6万4600円)から500ドル(約8万1000円)へ
・Xbox Series S 1TB:450ドル(約7万2600円)から600ドル(約9万6800円)へ
・Xbox Series X 1TB デジタル:600ドルから750ドル(約12万1000円)へ
・Xbox Series X 1TB ディスク:650ドル(約10万5000円)から800ドル(約12万9000円)へ
・Xbox Series X 2TB:完全に販売終了
1000ドル(約16万1000円)を超えるゲーム機を売っているという見出しを、マイクロソフトは避けたかったのだろう。その懸念は十分に理解できる。
こうした大幅な値上げに見舞われているのはマイクロソフトだけではない。ライバルのソニーも、PS5デジタル版を発売時の400ドルから600ドルへ引き上げざるをえなかった。さらにPS5 Proはいまや、(Steamマシンを除けば)市場で最も高価なゲーム機となり、900ドル(約14万5000円)に達している。ちょうどゲーム機専用タイトルとなる『グランド・セフト・オートVI(GTA6)』の発売時期に重なる形だ。



