あるアナリストは米国時間6月25日、スペースXが他社の無線ネットワークを利用する契約を結べなかった場合、買収対象として最も合理的なのはTモバイルだろうとの見方を示した。イーロン・マスク率いるスペースXは、衛星インターネットのスターリンクをより広範な無線通信事業へと拡大することを目指している。
スペースXは、IPO申請書類で無線通信事業への参入計画を公開済み
スペースXは5月に公開された新規株式公開(IPO)申請書類の中で無線通信事業への参入計画を明らかにしている。同社が展開するスターリンク・モバイルをベライゾンやAT&Tなどの大手通信キャリアの潜在的な競合と位置づけた。
Tモバイルが最有力の買収先とアナリストは指摘
TDコーエンのアナリストであるグレゴリー・ウィリアムズは25日、回線の利用契約がまとまらない場合や、同社が無線通信事業を完全に自社で保有したいと考える場合、Tモバイルが「明白な選択肢」になるだろうと指摘した。すでにスターリンク事業を通じてパートナーシップを結んでいることがその理由だ。また彼は、「AT&Tの買収も選択肢の1つだ」とも付け加えている。
買収資金については、自社株の追加売却によって調達可能とみている。既存株主の持ち株比率を大幅に低下させることなく実施できるという。
ケーブルテレビ会社の買収に動く可能性
ウィリアムズはさらに、ケーブルテレビ会社の買収に動く可能性にも言及し、コムキャストとチャーター・コミュニケーションズの2社はともにベライゾンと回線利用契約を結んでおり、買収対象として魅力的であると指摘した。



